特許
J-GLOBAL ID:200903052116516883

クラッチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-327886
公開番号(公開出願番号):特開2001-140941
出願日: 1999年11月18日
公開日(公表日): 2001年05月22日
要約:
【要約】【課題】 入力部材3aの回転を出力部材2aに伝達するが、出力部材2aの回転を入力部材3aに伝達しない機能を、確実に行なわせる構造を実現する。【解決手段】 固定の外輪1aの内径側に、上記入力部材3aと出力部材2aとを配置する。これら入力部材3aと出力部材2aとを、円周方向に亙る若干の変位自在に組み合わせる。出力部材2aの外周面に設けたカム面5aと上記外輪1aの内周面に設けた摩擦面6aとの間に転動体4、4を設ける。入力部材3aの回転時にはこれら各転動体4、4は転動し、出力部材2aの回転時には、これら各転動体4、4はカム面5aと上記摩擦面6aとの間に食い込む。又、互いに対向する入力部材3aの軸方向片側面と出力部材2aの軸方向片側面とを、互いの回転中心付近同士でのみ直接接触自在とし、これら両面同士の接触部に作用する摩擦トルクを小さくする。
請求項(抜粋):
内周面を円筒面状の摩擦面とした固定の外輪と、この外輪の内側にこの外輪と同心に且つ回転自在に支持された出力部材と、円周方向に亙り間欠的に設けられ、上記外輪の内周面と出力部材の外周面との間の環状空間内に挿入された、複数の腕部を有する入力部材と、この環状空間内で円周方向に隣り合う腕部同士の間に設けられた複数個の転動体と、上記出力部材の外周面でこれら各転動体に対向する複数個所に形成された複数のカム面とを備え、上記入力部材の回転は、回転方向に関係なく上記出力部材に伝達するが、この出力部材の回転は、回転方向に関係なく上記入力部材に伝達しないクラッチ装置に於いて、互いに対向する上記入力部材の軸方向片側面と上記出力部材の軸方向片側面と間に、これら両片側面同士が互いの回転中心付近でのみ直接接触する接触部を設けており、上記出力部材と入力部材との間で上記接触部から外れた部分に、これら両部材同士が回転方向に関して所定角度相対変位した状態で互いに係合し、上記入力部材の回転を上記出力部材に伝達自在とする係合部を設け、このうちの入力部材が回転する場合には、この係合部の係合に基づいてこの入力部材の回転が上記出力部材に伝達されると共に、上記各転動体が上記各カム面と上記摩擦面との間で転動自在となり、上記入力部材に対して上記出力部材が回転する傾向になった場合には、上記係合部が係合する以前に上記各転動体が上記各カム面と上記摩擦面との間に食い込んで、この外輪に対し上記出力部材が回転する事を阻止する事を特徴とするクラッチ装置。
IPC (2件):
F16D 41/06 ,  F16D 15/00
FI (2件):
F16D 41/06 ,  F16D 15/00 Z

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