特許
J-GLOBAL ID:200903052123543349
フィードバック型能動騒音制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柏谷 昭司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-057879
公開番号(公開出願番号):特開2000-259159
出願日: 1999年03月05日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】 消音対象の騒音と同振幅・逆位相の擬似騒音をスピーカから送出し、該騒音を相殺するフィードバック型能動騒音制御装置に関し、擬似騒音を合成する騒音制御フィルタの係数を常時適正に更新し、騒音を安定的に相殺する。【解決手段】 騒音制御フィルタ220の入力信号に対して逆の特性を与える逆フィルタ構成回路260と、騒音制御フィルタ220に異なる二組の係数を与えて逆フィルタ構成回路260の内のフィルタの伝達関数による二つの条件式から、騒音制御フィルタ220の係数を算定するための算定式を求め、該算定式の分子を構成する第一のフィルタ121の出力と、該算定式の分母を構成する第二のフィルタ122に縦続接続した適応フィルタ123の出力との差が最小になるように該適応フィルタ123を更新するシステム同定回路120とを備え、その適応フィルタ123の係数を騒音制御フィルタ220の係数に設定するとともに、音響帰還系の最小遅延に対する補正を行う。
請求項(抜粋):
消音制御の対象となる騒音と同振幅且つ逆位相の擬似騒音を合成する騒音制御フィルタと、該騒音制御フィルタにより合成された擬似騒音を出力するスピーカと、該スピーカから送出される擬似騒音及び消音制御の対象となる騒音を入力する一つのマイクロホンとを備え、該一つのマイクロホンにより騒音制御フィルタに印加する入力信号の採取とその消音制御効果の監視を行うフィードバック型能動騒音制御装置において、該フィードバック型能動騒音制御装置は、前記騒音制御フィルタの入力信号に対して逆の特性を与える非巡回型フィルタを含む逆フィルタ構成回路と、前記騒音制御フィルタに異なる二組の係数を与えて前記逆フィルタ構成回路の非巡回型フィルタの二つの伝達関数を基に得られる二つの条件式から、騒音の生成過程を記述する伝達関数の算定式と、前記騒音制御フィルタの出力からマイクロホンに至る音響帰還系の伝達関数の算定式とを求め、それらの算定式の分子を構成する第一のフィルタの出力と、該算定式の分母を構成する第二のフィルタに縦続接続した適応フィルタの出力との差が最小になるように該適応フィルタを更新するシステム同定回路とを備え、前記適応フィルタの係数として得られた前記騒音の生成過程を記述する伝達関数と前記音響帰還系の伝達関数に対して、該音響帰還系の伝達関数から見出した最小遅延を基に補正を行い、該補正した前記騒音の生成過程を記述する伝達関数と前記音響帰還系の伝達関数とを基に前記騒音制御フィルタを構成したことを特徴とするフィードバック型能動騒音制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G10K 11/16 H
, H03H 21/00
Fターム (5件):
5D061FF02
, 5J023DA05
, 5J023DC06
, 5J023DC08
, 5J023DD03
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