特許
J-GLOBAL ID:200903052129328482

トルクリミッタ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-183302
公開番号(公開出願番号):特開平11-336786
出願日: 1998年05月25日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】 組立作業が容易にできるとともに常に安定したスリップ状態が得られるトルクリミッタを提供する。【解決手段】 第2のハブ部材4に、第1のハブ部材2側に開口した環状溝4aを形成して、環状溝4aの内側を第2のばね巻回部4cとした。また、環状溝4aの外側のカバー4bに、環状溝4aの最深部から第1のばね巻回部2a側まで延びた係止部4dを形成した。係止部4dには、コイルスプリング6の巻き端部6aが係合される。第2のハブ部材4を回動することにより、コイルスプリング6の内径は大きくなる。また、内径を大きくした状態で、コイルスプリング6は環状溝4aの中に挿入される。第2のハブ部材4の回動力を解放すれば、コイルスプリング6は第2のばね巻回部4cに巻き付く。
請求項(抜粋):
第1のばね巻回部の一方の端部に外径寸法が大きい第1の支持部が設けられた第1のハブ部材と、この第1のハブ部材側に開口した環状溝が形成されているとともに、この環状溝の外側に設けられ先端部が前記第1の支持部に嵌合されたカバーと、前記環状溝の内側に設けられ側面が前記第1のばね巻回部の他方の端部に当接した第2のばね巻回部と、前記カバーの内周面に設けられ前記環状溝の最深部から前記第1のばね巻回部の外側まで延びた係止部とを有する第2のハブ部材と、前記第1のばね巻回部と前記第2のばね巻回部とに跨って圧接状態に巻回されて前記カバーの内側に配設されているとともに、前記第2のハブ部材の係止部と円周方向で係合自在な一方の巻き端部が設けられたコイルスプリングとを備え、前記コイルスプリングの自己復帰力に抗して前記第2のハブ部材を回動した状態で前記第1のハブ部材側に移動することにより、拡径された前記コイルスプリングが前記環状溝の中に挿入されるとともに、前記第2のハブ部材の回動力を解放することにより、前記コイルスプリングは前記第2のばね巻回部に圧接状態に巻回されることを特徴とするトルクリミッタ。

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