特許
J-GLOBAL ID:200903052143653760

クロマトグラフィー/質量分析計のデータ処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093595
公開番号(公開出願番号):特開平9-257780
出願日: 1996年03月21日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 混合物試料を同定する際の精度を高める。【解決手段】 代表的ないくつかの樹脂を標準試料とし、一定の条件下でGC/MS測定を行ない、パイログラム作成部2でパイログラムを作成し、標準試料パイログラム記憶部4に記憶しておく。未知試料について同一条件でGC/MS測定を行ない、クロマトグラフィの各溶出成分を保持時間とマススペクトルの類似度Kとから同定する。未知試料のマススペクトルデータについても、パイログラム作成部2でパイログラムを作成し、そのパイログラムと、標準試料パイログラム記憶部4に記憶されている標準試料のパイログラムとから、クロマトパターン類似度算出部10でクロマトパターン類似度SIを計算する。類似度SIの高い標準試料から順に並べてヒットリストを作成する。
請求項(抜粋):
クロマトグラフのカラム出口に質量分析計を連結したクロマトグラフィー/質量分析計のデータ処理装置において、混合物試料を分析したときのマススペクトルからトータルイオンクロマトグラムを作成し、そのピーク強度比をパイログラムとして求めるパイログラム作成部と、混合物の標準試料を分析したときに前記パイログラム作成部で得られるパイログラムを記憶しておく標準試料パイログラム記憶部と、未知試料を分析したときのクロマトグラフィーでの各分離成分について、各分離成分のマススペクトルと、保持時間から候補として選んだ1又は複数の物質についてのデータベースのマススペクトルとの類似度を算出し、最も類似度の大きい物質をその分離成分の物質であると同定するとともに、その同定された各分離成分のマススペクトルの類似度を採用するマススペクトル類似度算出部と、未知試料を分析したときの前記パイログラム作成部で得られるパイログラムと前記標準試料パイログラム記憶部に記憶されている標準試料のパイログラムとのピークごとの一致度の計算に、前記マススペクトル類似度算出部で採用された各ピークのマススペクトル類似度Kを加味して、その未知試料の混合物と標準試料との類似度を表わすクロマトパターン類似度SIを計算し出力するクロマトパターン類似度算出部と、を備えたことを特徴とするクロマトグラフィー/質量分析計のデータ処理装置。
IPC (4件):
G01N 30/86 ,  G01N 27/62 ,  G01N 30/06 ,  G01N 30/72
FI (7件):
G01N 30/86 M ,  G01N 30/86 G ,  G01N 27/62 C ,  G01N 27/62 X ,  G01N 27/62 D ,  G01N 30/06 G ,  G01N 30/72 A

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