特許
J-GLOBAL ID:200903052178174164

多粒状物の脈動性投薬システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 徹 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517408
公開番号(公開出願番号):特表平9-500866
出願日: 1993年06月03日
公開日(公表日): 1997年01月28日
要約:
【要約】多数のペレット(11、12、13)であって、2種類以上の個体群のペレット/粒状物を構成するものから成るカプセル(2)または錠剤の単位投薬フォーム。各ペレットは治療用薬剤および水溶性浸透圧剤を収容するコア(3)を含む。水浸透性、水不溶性ポリマーフィルムがそれぞれのコアを包囲する。各個体群のペレットのフィルムコーチング(14、15、16)は他の全ての個体群のペレットのコーチングとは、その投薬フォームにおいて水が通過してコアに至る速度において、また薬剤がコアの外へ拡散する速度において異なっている。浸透圧剤は水に溶解し、ペレットを膨潤させ、また使用環境内への薬剤の拡散速度を調整する。各個体群のペレットがその薬剤を環境内へ逐次的に放出したときの効果は、単一の投薬フォームから薬剤の、一連の脈動性投与がもたらされることである。
請求項(抜粋):
a)使用の環境においてその一体性を維持しないキャリヤー・メジウムであって、カプセル、錠剤、座薬およびパウチから成る群から選択されるものと、 b)前記キャリヤー・メジウムによって共に保持されるペレットの複数種類の個体群であって、各個体群のペレットは、前記環境と接触した後、治療用薬剤が異なった時間において前記環境内に放出されるように調整されているものとを含み、 c)各ペレットは1)前記治療用薬剤および治療用薬剤とは異なる薬剤である調節剤を含むコアであって、前記調節剤は水に可溶であり、溶解したとき浸透圧効果を提供するものと、2)前記コアを包囲するコーチングであって、少なくとも1種類の水浸透性、フィルム形成、水不溶性ポリマー材料と疎水性剤とから成り、前記疎水性剤が脂肪酸、ワックスおよび脂肪酸の塩類から成る群から選択され、前記水不溶性ポリマー材料の少なくとも25%の量をもって存在し、或る個体群のペレットの全ては略均一なコーチングを備えており、これが前記環境に暴露後、水を前記コアに侵入させ、かつこのコーチングを介して治療用薬剤を特定の時間に前記環境内に拡散させ、そして d)各個体群のペレットは、それ以外の個体群のペレットとは異なった時間において使用環境内に前記治療用薬剤を放出させるコーチングを備えており、それによって前記個体群を全て同時に前記環境に暴露すると、複数の逐次的な治療性放出状態を提供するが、各個体群は前記治療用薬剤について異なった時間の放出を提供し、この場合各個体群のペレットは前記使用環境において平均放出時間を有し、これは少なくとも1時間づつ他の全ての個体群のペレットの平均放出時間とは別個であることを特徴とする水性液体含有環境内へ複数の逐次的、脈動性放出状態において治療用薬剤を投与するための単位投薬フォーム。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-132521
  • 特開昭62-030709

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