特許
J-GLOBAL ID:200903052239487136
極低温冷凍機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-106407
公開番号(公開出願番号):特開平7-318181
出願日: 1994年05月20日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【目的】 ヘリウムガスを蓄冷材として利用する極低温冷凍機に対し、ヘリウムガスを容器に封入するための装置を不要とし、また、強度の高い容器を必要とすることなく、冷凍機の運転初期時に迅速に容器内にヘリウムガスを封入する。【構成】 シリンダ内でのディスプレーサ18の往復動により冷媒ガスを膨張空間内で膨張させて温度降下させるようにした極低温冷凍機に対し、ディスプレーサ18の内周面と蓄冷器29の外周面との間に作動流体としての冷媒ガスの流通が可能な空間S を形成しておく。蓄冷器29の側面に、この空間S に開口してヘリウムガスを蓄冷器29内に導入可能とする。ディスプレーサ18を蓄冷器29よりも熱膨張率の高い材料で形成し、冷凍機の駆動による冷熱発生時、ディスプレーサ18の熱収縮により、蓄冷器29の開口を閉塞してヘリウムガスを低温度で封入する。
請求項(抜粋):
シリンダ(5) と、該シリンダ(5) 内に往復動可能に収納され、且つシリンダ(5) 内に膨張空間(21)を区画形成し、往復動することによって圧縮機から供給された冷媒ガスを膨張空間(21)内で膨張させて温度降下させ、該膨張空間(21)内で冷熱を発生させるディスプレーサ(18)と、前記ディスプレーサ(18)の内部に配設され、膨張空間(21)に吸排される冷媒ガスを通過させて該冷媒ガスとの熱交換により蓄熱及び冷媒ガスの加熱を行う蓄冷器(29)とを備えた極低温冷凍機において、前記蓄冷器(29)は、封入容器(59)を備えており、該封入容器(59)内部には、冷媒ガスを蓄冷材として封入するための蓄冷材封入空間(53),(55),(57)が形成されており、前記封入容器(59)には、冷媒ガスの流通空間(S) と蓄冷材封入空間(53),(55),(57)とを連通する貫通孔(41a),(42a),(43a) が形成されており、冷熱発生時、熱収縮により貫通孔(41a),(42a),(43a) を閉塞するように、封入容器(59)よりも熱膨張率の大きな材料で形成された閉塞手段(18),(63) が設けられていることを特徴とする極低温冷凍機。
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