特許
J-GLOBAL ID:200903052243393790

弾性表面波装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-229108
公開番号(公開出願番号):特開平5-067938
出願日: 1991年09月09日
公開日(公表日): 1993年03月19日
要約:
【要約】【目的】電極指交差部端で発生する回折波、および、不要励振源による不要波を、従来に比してより抑圧する。【構成】圧電性基板(1)上に設けたすだれ状電極(2、3)の、ギャップスペ-スをなめらかに結んだ領域である外縁ギャップスペ-ス(7)を含み、かつ、外縁ギャップスペ-ス(7)に隣接する電極指交差部(8)上の一部を含むように吸音材9を設けた。吸音材(9)を設ける電極指交差部(8)上の領域は、その弾性表面波伝搬方向(5)と垂直な方向の長さが、弾性表面波装置の中心周波数における波長以上の長さとなるようにした。【効果】吸音材(9)によって、回折波や不要波を、電極指交差部(8)方向へ向かう成分をもって伝搬するものを含め、充分に吸収し抑圧することができる。
請求項(抜粋):
圧電基板と、圧電基板上に設けられた入力すだれ状電極と出力すだれ状電極とを有する弾性表面波装置であって、少なくとも1つの前記すだれ状電極の、極性の異なる電極指が交差する交差部のうちの少なくとも一部の交差部について、交差部端を成す第1の極性の電極指先端と第2の極性の電極との間の領域をなめらかに結んだ領域と、交差部端を成す第2の極性の電極指先端と第1の極性の電極との間の領域をなめらかに結んだ領域とを含み、かつ、交差部端を成す第1の極性の電極指先端から、該電極指先端よりの弾性表面波伝搬方向と垂直な方向の長さが弾性表面波装置の中心周波数における弾性表面波の波長以上の長さとなる位置までの第1の極性の電極指の領域をなめらかに結んだ領域と、交差部端を成す第2の極性の電極指先端から、該電極指先端よりの弾性表面波伝搬方向と垂直な方向の長さが弾性表面波装置の中心周波数における弾性表面波の波長以上の長さとなる位置までの第2の極性の電極指の領域をなめらかに結んだ領域とを含む領域に、吸音材を設けたことを特徴とする弾性表面波装置。

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