特許
J-GLOBAL ID:200903052256412948

オレフィン類の単独重合又は共重合方法及び該重合方法用の触媒成分

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八木田 茂 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-533037
公開番号(公開出願番号):特表平11-504957
出願日: 1996年05月06日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】本発明は、次の一般式(式中、R1及びR2は同一であるか又は異なり、水素原子又はC1〜C10アルキル基である)を有する重合性オレフィン類の1種又はそれ以上を、少なくとも下記の成分 1)〜 3):すなわち1) チタン(Ti)と塩素とマグネシウムとを含有する固体状プロ触媒と;2) アルミニウム(Al)とC1〜C10アルキル基とを含有する助触媒と;場合によっては3) 外部電子供与体(ED)とを接触させることによって得られる重合触媒系と接触させることによってオレフィン類を単独重合又は共重合させる方法に関する。該方法は、下記の工程 a)〜 d):すなわちa) 重合性オレフィンの不存在下で、第1の量の助触媒と、プロ触媒全体量の内の少なくとも半量のプロ触媒とを、Al/Tiのモル比が0.1〜20の範囲内にあるように互いに接触させて予備接触生成物を得る工程;b) 前記予備接触生成物と、第2の量の助触媒と、前記の一般式(I)の重合性オレフィンの1種又はそれ以上とを接触させて、第1の単独重合又は共重合生成物を製造するか、あるいは予備重合生成物を製造する工程;c) 上記の工程 b)で予備重合生成物を製造する場合には、さらに前記の予備重合生成物と、第3の量の助触媒と、前記の一般式(I)の重合性オレフィンの1種又は数種とを互いに接触させて、第2の単独重合又は共重合生成物を製造する工程;及びd) 前記の第1の単独重合又は共重合生成物、予備重合生成物あるいは前記の第2の単独重合又は共重合生成物を回収する工程からなる。
請求項(抜粋):
次の一般式 CH2=CR1R2 (I)(式中、R1及びR2は同一であるか又は異なり、水素原子又はC1〜C10アルキル基である)を有する重合性オレフィン類の1種又はそれ以上を、少なくとも下記の成分 1)〜 3):すなわち 1)チタン(Ti)と塩素とマグネシウムとを含有する固体状プロ触媒と、 2)アルミニウム(Al)とC1〜C10アルキル基とを含有する助触媒と、場合によっては 3)外部電子供与体(ED)とを接触させることによって得られる重合触媒系と接触させることによってオレフィン類を単独重合又は共重合させる方法において、前記の重合方法が次の工程 a)〜 d):すなわち a)重合性オレフィンの不存在下で、第1の量の助触媒と、プロ触媒全体量の内の少なくとも半量のプロ触媒とを、該助触媒をその濃度が0.001〜2.0モル/dm3であるような溶液の形態で加える仕様で互いに接触させて予備接触生成物を製造する工程; b)前記の予備接触生成物と、第2の量の助触媒と、前記の一般式(I)の重合性オレフィン類の1種又はそれ以上とを互いに接触させて、第1の単独重合又は共重合生成物を製造するか、あるいは予備重合生成物を製造する工程; c)上記の工程 b)で予備重合生成物を製造する場合には、さらに前記の予備重合生成物と、第3の量の助触媒と、前記の一般式(I)の重合性オレフィン類の1種又はそれ以上とを互いに接触させて、第2の単独重合又は共重合生成物を製造する工程;及び d)前記の第1の単独重合又は共重合生成物、前記の予備重合生成物あるいは前記の第2の単独重合又は共重合生成物を回収する工程からなることを特徴とするオレフィン類の単独又は共重合方法。
IPC (2件):
C08F 4/654 ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/654 ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-084404
  • 特開昭54-154488
  • 特開昭53-116293
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