特許
J-GLOBAL ID:200903052291572460

シート構造のための関節装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-169822
公開番号(公開出願番号):特開平8-038291
出願日: 1995年07月05日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【課題】 背もたれを前に倒した後に起立位置へと戻すとき、前に倒す以前の背もたれの傾斜位置を再現する。【解決手段】 関節装置は、固定プレート10と、可動プレート20と、中間プレート30と、傾斜調節機構40と、背もたれの前倒し運動を係止するためのロック機構50と、傾斜調節機構40およびロック機構50に作用する可動制御装置60とを備える。傾斜調節機構40は、固定プレート10と中間プレート30との間の相対回動を可能にしたり不可能にしたりする。回動可能のとき、背もたれを傾斜させることができる。ロック機構50は、可動プレート20と中間プレート30との間の相対回動を可能にしたり不可能にしたりする。回動可能のとき、背もたれを前倒しにすることができる。制御装置60は、傾斜調節機構40およびロック機構50を個別に制御できる。
請求項(抜粋):
座と、少なくとも一つの軸の回りを相対的に回動可能な背もたれとを含むシート構造にして、背もたれを座に対して累進的に傾斜させたり、背もたれを座の方へ向けて倒し又その逆の動作をさせて前倒し位置または起立位置をとらせたりすることのできるシート構造に装備されるようになされ、傾斜調節位置の記憶手段を有する関節装置であって、前記座および背もたれのうちの一方に固定するための、キャビティを有する固定プレートと、前記座および背もたれのうちの他方に固定するための可動プレートにして、前記固定プレートのキャビティとともに内側チャンバを画成するキャビティを有する可動プレートと、前記軸の回りを回転可能なように前記内側チャンバ内に位置付けられた中間プレートと、前記中間プレートに関連づけられ、前記固定プレートと共働するようになされ、前記固定プレートと前記中間プレートとが回動に関して連結状態となるところの係合位置と、前記固定プレートと前記中間プレートとが回動に関して相対的に非連結状態となり前記背もたれの傾斜の調節が可能となるところの非係合位置との間を移動可能な傾斜調節機構と、前記中間プレートに関連づけられ、前記可動プレートと共働するようになされ、前記可動プレートと前記中間プレートとが回動に関して連結状態となるところの係合位置と、前記可動プレートと前記中間プレートとが回動に関して相対的に非連結状態となり前記背もたれを前倒ししたりその逆動作をさせたりできるところの非係合位置との間を移動可能なロック機構と、前記傾斜調節機構および前記ロック機構のうちの一方をその係合位置から非係合位置へと移行させるよう、該傾斜調節機構およびロック機構に作用可能であり、、それによって前記中間プレートを前記固定プレートおよび前記可動プレートの双方と連結状態にさせたり、あるいはいずれか一方のみと連結状態にさせることのできる可動制御装置と、を備えた関節装置において、前記中間プレートは二つの互いに反対側の面を有しており、前記傾斜調節機構は、少なくとも一つの歯付きブロックを備えており、該歯付きブロックは、前記固定プレートの前記キャビティの軸方向に延びる側壁によって担持された歯と共働するようになされており、また該歯付きブロックは、前記中間プレートの前記二つの互いに反対側の面のうちの一方の面上に該一方の面に担持された第1の案内手段によって装架されており、前記ロック機構は、少なくとも一つのボルトと含んでおり、該ボルトは、前記可動プレートの前記キャビティの軸方向に延びる側壁によって担持されたキーパと共働可能となされており、また該ボルトは、前記中間プレートの前記二つの互いに反対側の面のうちの一方の面上に該一方の面に担持された第2の案内手段によって装架されている、ことを特徴とする関節装置。
IPC (2件):
A47C 1/025 ,  A47C 1/032

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