特許
J-GLOBAL ID:200903052315897217

伸びフランジ性のすぐれた高強度合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-066981
公開番号(公開出願番号):特開平5-271782
出願日: 1992年03月25日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】 本発明は加工の厳しい自動車部品等に使用する伸びフランジ性の優れた高強度合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板の製造方法を提供するものである。【構成】 C:0.01%以下、Si:0.5%以下、Mn:0.1〜2%、Al:0.1%以下、S:0.01%以下、P:0.03%以下を含み、かつCu:0.8〜2.0%を含有するスラブを用い、直ちにあるいは低温加熱を行い、熱間圧延ラインで圧延する際の粗圧延、仕上圧延の圧下率、圧延後の冷却条件を規定することにより、集合組織を制御し、伸びフランジ性を向上させ、さらに連続溶融亜鉛めっきラインでの還元雰囲気中の通板温度を規定することによりCuの析出強化を利用して高強度化することを特徴とする伸びフランジに優れ、引張強度が490N/mm2 以上の高強度熱延鋼板の製造方法なお、Niを0.3〜1.0%添加してもよい。
請求項(抜粋):
mass%でC:0.01%以下、Si:0.3%以下、Mn:0.1〜2%、Al:0.1%以下、S:0.01%以下、P:0.03%以下を含み、かつCu:0.8〜2.0%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物よりなる鋼をスラブとした後、直ちにあるいは1000〜1200°Cに加熱し、熱間圧延を行うに当り、粗圧延では全圧下率を70%以上で圧延を行い、仕上げ圧延では圧下を有効歪[ε eff=最終パス圧下率(%)+1/2(最終前1段目パス圧下率(%))+1/4(最終前2段目パス圧下率(%))]を30%以上で圧延を行い、仕上温度(Ar3 点+20°C)〜950°Cで圧延を終了し、圧延後1秒以上空冷し、続いて平均冷却速度10°C/s以上で冷却し、750°C以下で巻取り熱延鋼帯とし、得られた熱延鋼帯を連続溶融亜鉛めっきラインで還元雰囲気中で550〜680°Cで通板し、冷却後、溶融亜鉛めっき槽に浸漬し溶融亜鉛めっきを施した後、再び加熱し500〜600°Cで合金化することを特徴とする伸びフランジ性が優れ、引張強度が490N/mm2 以上の高強度合金化溶融亜鉛めっき熱延鋼板の製造方法。
IPC (8件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C23C 2/30 ,  C23C 2/40 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/20

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