特許
J-GLOBAL ID:200903052320424238

油圧制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樺山 亨 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-049065
公開番号(公開出願番号):特開平5-118347
出願日: 1991年02月21日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】本発明の目的は、無段変速装置における溝幅設定をエンジントルクに応じて設定する場合にエンジン側からのエンジントルクに関する情報が異常である場合にも適正なプ-リの溝幅設定のためのライン圧を制御できるようにすることにある。【構成】本発明は、エンジン制御装置からのエンジントルクを基にして、クラッチ圧に関する目標油圧を設定する場合、エンジン制御装置でのエンジントルク及び実速度比から加速度の予測値を求めると共に実車速の変化率を求めてこれらの値の差が所定値以上である場合には、エンジン制御装置からのエンジントルクに関する情報が異常であると判断して、あらかじめ設定されているスロットル開度とエンジン回転速度からのエンジントルクマップデ-タにより溝幅設定のためのライン圧を制御することを特徴としている。
請求項(抜粋):
フル-ドカップリングの出力軸を入力側とする駆動プ-リと、このプ-リに対向した位置を出力側とする従動プ-リとをそれぞれ備え、これらプ-リの溝幅を変えることでこのプ-リに掛けられているベルトの巻き径を変えて変速を行う無段変速装置における上記プ-リの溝幅調整用の油圧制御方法であって、エンジン側でのエンジントルクに関する制御情報を入力される制御部を設け、この制御部には上記プ-リの溝幅設定用デュ-ティ-制御手段を接続し、上記制御部においては、上記エンジン側でのエンジントルクに関する制御情報を基にして上記プ-リの溝幅設定用デュ-ティ制御の目標値を演算するとともに車両加速度に関する予測値を求め、一方、実車速を検出することで実車速の変化率を求め、この値と上記加速度の予測値との差が所定値以上である場合には、エンジン側からのエンジントルクに関する情報が異常であると判断して、予め、スロットル開度とエンジン回転速度との関係により設定されているエンジントルクに関するマップによるエンジントルクを想定してこのエンジントルクによる上記プ-リ側での溝幅設定用ライン圧を制御するようにしてあることを特徴とする油圧制御方法。

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