特許

J-GLOBAL ID：200903052325874282

鏡用ガラス板、それを用いた鏡および鏡用ガラス板の製造方法

発明者： 大槻 哲也 ,  柳原 妙 ,  阪下 好顕 ,  佐藤 光史 ,  西出 利一
出願人/特許権者： 帝国化学産業株式会社 ,  長瀬産業株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-068551
公開番号（公開出願番号）：特開2001-328841
出願日： 2001年03月12日
公開日（公表日）： 2001年11月27日
要約：

【要約】【課題】 優れた機械強度を有する鏡用ガラス板、それを用いた鏡および鏡用ガラス板の製造方法を提供すること。【解決手段】 酸化ジルコニウムを主成分とする金属酸化物薄膜用組成物を鏡基材表面に付与し、結晶化させることにより、容易に金属酸化物薄膜を有する鏡用ガラス板、それを用いた鏡および鏡用ガラス板の製造方法が開示されている。この組成物はジルコニウム成分とジルコニウム以外の金属成分とを有する。このジルコニウム成分は、アミノポリカルボン酸とジルコニウム化合物とから形成されるジルコニウム錯体またはジルコニウム塩と、アミンとの塩であり;該ジルコニウム以外の金属成分は、ジルコニウム以外の金属を含む化合物であり;該組成物の全金属成分のうち、ジルコニウム成分が酸化ジルコニウム換算で70〜98モル%の割合で、そしてジルコニウム以外の金属成分が該金属の酸化物換算で2〜30モル%の割合で含有される。このような組成物を用いることにより、機械強度に優れた金属酸化物薄膜を有する鏡が得られる。

請求項（抜粋）：

ガラス基材の片面に、ジルコニウム成分とジルコニウム以外の金属成分とを含有する金属酸化物薄膜を有する鏡用ガラス板であって、該薄膜が:アミノポリカルボン酸とジルコニウム化合物とから形成されるジルコニウム錯体またはジルコニウム塩とアミンとの塩であり、該ジルコニウム以外の金属成分がジルコニウム以外の金属を含む化合物であり、そして該組成物の全金属成分のうち、該ジルコニウム成分が酸化ジルコニウム換算で70モル%〜98モル%の割合で含有されかつ該ジルコニウム以外の金属成分が該金属の酸化物換算で2モル%〜30モル%の割合で含有される、組成物由来の膜であり;酸化ジルコニウムとジルコニウム以外の金属の酸化物との固溶体でなり;そして該ジルコニウム以外の金属の酸化物が該固溶体の成分として、2モル%〜30モル%の割合で含有される、鏡用ガラス板。

IPC (3件)：

C03C 17/25 ,  C01G 25/00 ,  G02B 5/08

FI (3件)：

C03C 17/25 A ,  C01G 25/00 ,  G02B 5/08 A