特許
J-GLOBAL ID:200903052376186895

踏切内障害物検知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-113038
公開番号(公開出願番号):特開平9-290756
出願日: 1996年04月11日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】マイクロ波遮断による踏切障害物検知装置の温度変化や気象の変化などによる緩やかな変動に対する誤動作をなくし、かつ、障害物の動きの緩急に対しての検知感度を向上する。【解決手段】障害物“なし”のときは、受信検波出力aをAGC電圧発生部20で増幅したAGC電圧gを受信検波回路4に与えて緩やかな変動に対するAGC動作を行わせる。障害物“あり”のときは、AGCゲート制御部30からの出力dによりAGC電圧生成部20のゲート16をオフにしてAGC電圧gを止め受信検波回路4の感度を上げるようにした。
請求項(抜粋):
踏切内障害物の有無を検知する検知エリアの両側に対向して配置された送信アンテナと受信アンテナと、該送信アンテナにマイクロ波の送信出力を供給する送信機と、該受信アンテナに接続された受信機とからなり、前記受信機は、前記受信アンテナの受信入力を選択増幅,周波数変換,検波して検波出力を出力する受信検波回路と、前記検波出力を入力としAGC電圧を生成し前記受信検波回路の中間周波段の可変アッテネータ及び増幅段の利得を制御して前記検波出力を一定にするAGC電圧生成部と、前記検波出力を一方の入力とし、他方に入力されるAGC用基準電圧と比較し前記検知エリアの踏切内障害物“あり”/“なし”に応じて変化する前記検波出力の変化に対応した比較結果を出力する第1の比較器の出力に従って、前記AGC電圧生成部の出力をオン/オフ制御するAGCゲート制御部と、前記検波出力を一方の入力とし、他方に入力される検知用基準電圧と比較し前記検知エリアの踏切内障害物の“あり”/“なし”に応じて変化する前記検波出力の変化に対応した比較結果を出力する第2の比較器の出力に従って、監視線路に送出する検知情報をオン/オフするリレー回路とを備え、前記AGC電圧生成部は、前記検波出力をディジタル値に変換するA/D変換回路と、該ディジタル値のラッチのオン/オフをするディジタルゲートと、該ディジタルゲートがラッチしているディジタル値をアナログ値に変換してAGC電圧とするD/A変換回路とで構成され、周囲温度の変動による装置の温度変化,検知エリアの降雪,降雨,霧などによる極めて緩やかな電界の変動等も含めた検知エリアの踏切内障害物“なし”のときの前記検波出力の変動に対しては、前記AGCゲート制御部の出力が“High”となり、前記AGC電圧生成部のディジタルゲートをオンにしてディジタル値を連続的にラッチし、該ラッチ出力をアナログ変換したAGC電圧を前記受信検波回路の中間周波段の可変アッテネータ及び増幅段に与えて連続的に利得制御を行って前記検波出力を一定にし、踏切内の障害物によるマイクロ波ビームの遮断等急激な電界の変動も含めた前記検知エリアの踏切内障害物“あり”のときの前記検波出力の変動に対しては、前記AGCゲート制御部の出力が“Low”となり、前記ディジタルゲートをオフにして、踏切内障害物がマイクロ波ビームを遮断した瞬間のディジタル値を保持することによって一定のAGC電圧を生成し、検知エリアに踏切内障害物“あり”期間中は、保持した一定のAGC電圧を前記受信検波回路に与えて、利得制御を行わずに、前記受信検波出力を、検知エリアの電界変動に直線的に追従して変動させ、踏切内障害物の検知を行うように構成されたことを特徴とする踏切内障害物検知装置。
IPC (3件):
B61L 29/00 ,  G08B 13/16 ,  G08B 21/00
FI (3件):
B61L 29/00 A ,  G08B 13/16 A ,  G08B 21/00 U

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