特許

J-GLOBAL ID：200903052445970331

低被曝性で耐応力腐食割れ性の良好な高強度Ni-Cr合金

発明者： 梶村 治彦 ,  山中 和夫
出願人/特許権者： 住友金属工業株式会社
代理人 (1件)： 穂上 照忠
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-280040
公開番号（公開出願番号）：特開平5-117793
出願日： 1991年10月25日
公開日（公表日）： 1993年05月14日
要約：

【要約】【目的】被曝性が低く、高温純水中の耐食性および耐塩化物応力腐食割れ性に優れた高強度合金とその製造方法を提供する。【構成】(1) 重量%で、C:0.012〜0.070 %、 Si:1.0%以下、 Mn:0.25 %以下、Cr: 20〜25%未満、 Ni: 30〜50%、 Al:0.5%以下、Nb:0.2 〜5.0 %、残部Feおよび不可避不純物から成る化学組成とNbC主体の炭化物が結晶粒内に分散析出した組織とを有する低被曝性で耐応力腐食割れ性の良好な高強度Ni-Cr合金。上記の成分に加えて更に、Ti: 0.01〜0.50%または/およびMo、W、Vの中の1種以上を単独または合計で 0.5〜5.0 %含有させてもよい。(2) 上記組成の合金に所定の加工を施した後、 900〜1050°Cで1分以上保持する熱処理を施すことを特徴とする(1) の合金の製造方法。【効果】CがNbによって固定されて粒界のCr炭化物析出が防止されて耐食性が改善される。また、NbCの分散析出により強度が向上する。

請求項（抜粋）：

重量%で、C:0.012〜0.07%、Si:1.0%以下、Mn: 0.25%以下、Cr: 20〜25%、Ni: 30〜50%、Al:0.5%以下、Nb: 0.2〜5.0 %、残部Feおよび不可避不純物から成る化学組成と、結晶粒内にNbC主体の炭化物が分散析出した組織とを有する低被曝性で耐応力腐食割れ性の良好な高強度Ni-Cr合金。

IPC (5件)：

C22C 19/05 ,  C22C 1/10 ,  C22C 30/00 ,  C22C 32/00 ,  C22F 1/10