特許
J-GLOBAL ID:200903052476500481

データ通信再送方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 恵一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-284380
公開番号(公開出願番号):特開平8-213973
出願日: 1995年10月06日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【課題】 選択再送(SR)方式のARQ方式において、フレーム構造にモジュロ識別子をもうけずに、有限のバッファで受信フレームの順序を保証する。【解決手段】 データフレームの一部が、先行のモジュロで現フレームと同じフレーム番号のフレームの対応部分と少なくとも1ビット相違するように修飾する。受信側ではユーザデータエリアの前記部分を、先行のモジュロで現フレームと同じフレーム番号のフレームの対応部分と比較する。一致すれば、受信フレームを再送フレームとして廃棄し、不一致ならば、受信フレームを取り込む。好ましくは、前記一部はフレーム構造のユーザデータの最終語とする。ユーザデータがフレーム構造のユーザデータエリアの容量より大で、最終語が先行のフレームで現フレームと同じフレーム番号のフレームの最終語と一致するときは、最終語は次のフレームに先送りされ、最終語のエリアには、先行のモジュールの同じフレーム番号の最終語と少なくとも1ビットが相違するデータが挿入される。
請求項(抜粋):
送信側と受信側を有し、往路と復路を持つデータ通信回線により選択再送(SR)方式を用いてデータフレームの自動再送要求を行うデータ通信再送装置において、前記データフレームは、少なく共、ユーザデータを収容する第1エリア(B)と、モジュロMでフレーム毎に歩進されるフレーム番号を収容する第2エリア(C)と、前記受信側から前記送信側に送られ送信要求フレーム番号を収容する第3エリア(D)と、前記データフレームの誤り検出コードを収容する第4エリア(E)と、前記第1エリア(B)に収容される前記ユーザデータの量を収容する第5エリア(A)とを有し、前記送信側は、少なく共、モジュロ数分の前記第1エリア(B)と前記第5エリア(A)と前記第2エリア(C)の情報を蓄積する送信データバッファ(62)と、前記ユーザデータを前記データフレームに組み立てる際に、前記第1エリア(B)の一部(Bn )を修飾して、該部分(Bn )が先行するモジュロで現フレーム番号と同じ番号の前記ユーザデータの対応する部分と相違するようにし、組み立てられた前記ユーザデータを前記送信データバッファ(62)に蓄積するための手段(70)と、前記受信側からの前記送信要求フレームの前記第3エリア(D)の要求番号に従って送信フレームを決定すると共に、所定のラウンドトリップディレイ(RTF)時間内の前記送信要求フレームを無視する手段(52)と、該手段(52)からの指示により前記送信データバッファ(62)から読み出された信号に前記第4エリア(E)を付加した信号を前記受信側に送信する手段(66)とを有し、前記受信側は、少なく共、前記第4エリア(E)の誤り検出コードにより受信フレームの伝送誤りを検出する手段(40)と、前記受信フレームを少なく共1モジュロフレームだけ蓄積する受信データバッファ(46)と、現受信フレームの第1エリア(B)の前記部分(Bn )を、前記受信データバッファ(46)に蓄積されている先行のモジュロの前記現受信フレーム番号と同じフレーム番号を持つ対応フレームの対応部分(Bn )と比較し、前者と後者が不一致のときは既に受信済みの前記データフレームとして前記現受信フレームを破棄し、前者と後者が不一致のときは未受信の前記データフレームとして前記現受信フレームを取り込み前記受信データバッファ(46)を前記現受信フレームで更新する比較手段(68)と、正しく受信された前記現受信フレームの前記第2エリア(C)を入力とし、当該第2エリア(C)のフレーム番号をもとに前記送信側に要求するフレーム番号を決定する手段(54)と、該手段(54)から送られてきた値を前記第3エリア(D)として前記送信データバッファ(62)出力に付加する手段(64)と該手段(64)の信号に誤り検出符号化した信号を送信側に出力する手段(66)とを有することを特徴とするデータ通信再送装置。
IPC (4件):
H04L 1/16 ,  H04B 7/24 ,  H04B 7/26 ,  H04L 29/08
FI (2件):
H04B 7/26 C ,  H04L 13/00 307 Z

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