特許
J-GLOBAL ID:200903052501456298

電子楽器に使用される繰り返し波形の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川浪 薫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-322475
公開番号(公開出願番号):特開平9-146552
出願日: 1995年11月17日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、繰り返し波形の繋がりが自然で質の高い音感の得られる繰り返し波形を、迅速、かつ簡単に作成できる繰り返し波形の形成方法を提供することを課題とする。【解決手段】 本発明は、電子楽器に用いられる繰り返し波形の形成方法であって、元波形を各倍音成分とそれ以外の帯域成分に分割する帯域分割器と、分割された各倍音成分の振幅成分を抽出する振幅成分抽出器と、分割された各倍音成分の周波数成分を抽出する周波数成分抽出器と、抽出された各振幅成分を繰り返し読み出し可能にする振幅成分修正器と、抽出された各周波数成分を繰り返し読み出し可能にする周波数成分修正器と、出力された各波形をもとに、新たに各倍音成分を合成する倍音成分合成器と、合成しなかった帯域成分をフェードアウトさせる帯域成分修正器と、各倍音成分と前記帯域成分修正器の出力とを加算して、新たな合成波形を出力する帯域成分加算器と、を備え、各倍音成分は振幅成分と周波数成分とに分離され、それぞれの成分ごとに繰り返し波形に修正されたのちに合成されるように構成される。
請求項(抜粋):
電子楽器に用いられる繰り返し波形の形成方法であって、元波形を各倍音成分とそれ以外の帯域成分に分割する帯域分割手段と、前記帯域分割手段により分割された各倍音成分の振幅成分を抽出する振幅成分抽出手段と、前記帯域分割手段により分割された各倍音成分の周波数成分を抽出する周波数成分抽出手段と、前記振幅成分抽出手段により抽出された各振幅成分を繰り返し読み出し可能にする振幅成分修正手段と、前記周波数成分抽出手段により抽出された各周波数成分を繰り返し読み出し可能にする周波数成分修正手段と、前記各修正手段から出力された波形をもとに、新たに各倍音成分を合成する倍音成分合成手段と、合成しなかった帯域成分をフェードアウトさせる帯域成分修正手段と、前記倍音成分合成手段により得られた各倍音成分と前記帯域成分修正手段の出力とを加算して、新たな合成波形を出力する帯域成分加算手段と、を備え、元波形の各倍音成分は振幅成分と周波数成分とに分離され、それぞれの成分ごとに新たな繰り返し波形に修正されたのちに合成されることを特徴とする電子楽器に使用される繰り返し波形の形成方法。

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