特許
J-GLOBAL ID:200903052526808857

沸騰水型原子炉中の燃料バンドル-チャネル間クリアランスを最適にするスペーサバンド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-029980
公開番号(公開出願番号):特開平5-341074
出願日: 1993年02月19日
公開日(公表日): 1993年12月24日
要約:
【要約】【目的】 沸騰水型原子炉用の燃料バンドルにおいて、周辺燃料棒のチャネル壁からのより均一な間隔を維持して臨界出力限界を回避するためにスペーサの周辺スペーサバンドを改良する。【構成】 本発明においては、スペーサの隣り合った2つの側面の少なくとも2つの突起部は燃料棒をチャネル内壁から完全に最適の間隔のところに維持するのに必要な間隔の全体または任意の部分を占めている。残り2つの隣接するスペーサ側面の突起部は、燃料棒が不注意により最悪の場合の限界を越えてチャネル側面に近付くのを防止するのに充分な間隔を占めている。周辺のスペーサバンドの前記残り2つの側面には、板バネを設ける。これらの板バネには、スペーサのところで燃料棒マトリックスをチャネル壁から離すように偏らせるのに充分な力が加えられる。
請求項(抜粋):
沸騰水型原子炉用の燃料バンドルであって、封入されて垂直に並んで配置され、正方形区画内に配列された複数本の核燃料棒と、該燃料棒を支持すると共に、減速材としての水が前記燃料バンドルの前記燃料棒間に流入するのを可能にする下部タイプレートと、燃料棒の少なくとも何本かが固定されていると共に、水および発生した蒸気が前記燃料バンドルから出て行くのを可能にする上部タイプレートと、垂直方向に離れている複数のスペーサであり、前記燃料棒の各々を各スペーサの高さのところで取り囲んで、前記燃料棒を当該スペーサの高さのところで一体として設計通りの間隔をもって離れた関係に保ち、かつ各々が隣接する4つの側面を有する周辺バンドを含んでいるスペーサと、前記下部タイプレート、前記上部タイプレートならびにその間にある前記燃料棒およびスペーサを取り囲んでおり、前記正方形に並んだ燃料棒の前記正方形区画に対して相補的な正方形断面を定めているチャネルと、を含んでおり、少なくとも1つのスペーサの周辺バンドにおいて、スペーサの隣接する2つの側面には、これらの側面に近接する燃料棒をチャネル内壁から完全に最適な間隔となるように維持するのに必要な間隔全部を占める少なくとも2個の突起部が設けられており、スペーサの残り2つの隣接する側面には、臨界出力限界を回避するのに十分なクリアランスを周辺燃料棒に与え、かつ周辺バンドとチャネルとの間に充分なクリアランスを許容することによりチャネルを燃料バンドルに便利に組み立てることができるように選択された最悪の場合の限界を越えて燃料棒がチャネルの側面に不用意に接近するのを防止するのに充分な間隔を占める突起部が設けられており、周辺スペーサバンドの前記残り2つの側面上にあるスプリング手段が、燃料棒マトリックスをスペーサのところでチャネル壁から離れさせるように偏らせるのに十分な力を出し、完全な寸法の突起部をスペーサの反対側の側面でチャネル壁に当接させ、周辺にある燃料棒とチャネルとの間の間隔を均一に保つ、ことを特徴とする燃料バンドル。
IPC (2件):
G21C 3/34 ,  G21C 3/332
FI (3件):
G21C 3/34 E ,  G21C 3/32 GDB F ,  G21C 3/34 GDB C
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-116189

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