特許
J-GLOBAL ID:200903052566443010

開口を有する傾斜板式消波構造物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横田 彌太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-287265
公開番号(公開出願番号):特開平10-114924
出願日: 1996年10月11日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、沿岸域において静穏海域を設けるために設置される消波構造物であって、海水の透過性を備えた低反射機能を有し、かつ、消波構造物の傾斜板背面の衝撃波力を低減させる傾斜板式消波構造物を提供する。【解決手段】 開口列3を設けた鋼製またはコンクリート製の傾斜板2を、沖側から陸側に上り勾配に傾斜させ、且つ沖側は干潮水位における波の谷部より下方に没水させ、陸側は平均潮位高さより上方になるようにし、且つ杭上又は海底地盤中に打設された複数の杭6により支持されたジャケット5上に固定させ、前記開口列3は干潮水位と満潮水位間において没水する傾斜板面に沿って開口率2〜10%の複数の開口4により形成させ、引波時において傾斜板2の背後からの波を開口列3を通して沖側に通過させ、傾斜板2に生じる衝撃波力を低減することを特徴とする開口4を有する傾斜板式消波構造物1。
請求項(抜粋):
開口列を設けた鋼製またはコンクリート製の傾斜板を、沖側から陸側に上り勾配に傾斜させ、且つ沖側は干潮水位における波の谷部より下方に没水させ、陸側は平均潮位高さより上方になるようにし、且つ杭上又は海底地盤中に打設された複数の杭により支持されたジャケット上に固定させ、前記開口列は干潮水位と満潮水位間において没水する傾斜板面に沿って複数の開口により形成させ、引波時において傾斜板の背後からの波を開口列を通して沖側に通過させ、傾斜板に生じる衝撃波力を低減することを特徴とする開口を有する傾斜板式消波構造物。

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