特許
J-GLOBAL ID:200903052588820594

多チャネル音声通信会議用反響消去方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-254868
公開番号(公開出願番号):特開平9-312597
出願日: 1996年09月26日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 チャネル間信号に相互相関があっても反響消去可能とする。【解決手段】 多チャネル音声通信会議用反響消去において、複数のチャネルの受話信号を複数の再生器からそれぞれ音響信号として再生し、それらのチャネルの受話信号ベクトルからそれらの結合ベクトルと、それらの少なくとも2つのチャネルを入れ替えた場合の並べ替え受話信号ベクトルを生成し、それらの再生器から少なくとも1つの集音器に至る反響路を模擬する疑似反響信号生成部に受話信号結合ベクトルを入力して疑似反響信号を生成し、集音器から得られた反響信号から疑似反響信号を減算して残留反響信号を得て、受話信号ベクトルと、それに対応した残留反響信号との関係と、並べ替え受話信号ベクトルとそれに対応した近似残留反響信号との関係から、疑似反響信号生成部のインパルス応答を表す疑似反響路ベクトルを修正する修正ベクトルを得る。
請求項(抜粋):
多チャネル音声通信会議用反響消去方法であり、以下のステップを含む:(a) 複数のチャネルの受話信号をそれぞれ対応する複数の再生器で音響信号として再生し、(b) 上記複数の再生器からそれぞれの反響路を経て少なくとも1つの集音器において加算され観測可能な反響信号として得て、(c) 上記複数のチャネルの上記受話信号をそれぞれ所定時間蓄積し、チャネルごとに蓄積されている受話信号により受話信号ベクトルを生成し、(d) 全てのチャネルについての上記受話信号ベクトルを結合して観測可能な受話信号結合ベクトルを生成し、(e) それぞれの上記反響路のインパルス応答が表す反響路ベクトルの結合ベクトルを模擬する疑似反響路結合ベクトルを有する疑似反響路に上記受話信号結合ベクトルを与えることによりその出力に上記観測可能な反響信号を模擬する疑似反響信号を生成し、上記受話信号結合ベクトルとそれに対応する上記反響信号は上記複数の反響路についての観測可能な入出力関係に対応しており、(f) 上記反響信号から上記疑似反響信号を減算して残留反響信号を得て、(g) 上記複数のチャネルの少なくとも2つの受話信号を入れ替えた場合の入れ替え受話信号結合ベクトルを上記疑似反響路に与えた場合の近似疑似反響信号を求め、(h) 上記受話信号を上記ステップ(g) と同様に入れ替えた場合に上記複数の反響路を通って上記集音器より得られるべき反響信号を近似により求め、これを近似反響信号とし、(i) 上記近似反響信号から上記近似疑似反響信号を減算して近似残留反響信号を求め、(j) 上記観測受話信号結合ベクトルとそれに対応する上記観測可能な残留反響信号の関係を表す観測可能な入出力関係と、上記入れ替えた受話信号結合ベクトルと上記近似残留反響信号との関係を表す近似入出力関係を評価し、その評価に基づいて上記修正ベクトルを求め、(k) 上記修正ベクトルにより上記疑似反響路ベクトルを修正する。
IPC (5件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 ,  H04M 3/56 ,  G10K 11/178
FI (5件):
H04B 3/23 ,  H03H 21/00 ,  H04M 1/60 C ,  H04M 3/56 E ,  G10K 11/16 H

前のページに戻る