特許
J-GLOBAL ID:200903052593922109

成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-053003
公開番号(公開出願番号):特開平6-240424
出願日: 1993年02月18日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 自動車用ボディシート等に使用される成形加工用Al合金板として、成形性、焼付硬化性に優れ、かつ室温での経時変化の少ない板の製造方法を提供する。【構成】 Mg0.3〜1.5%、Si0.5〜2.5%を必須とし、必要に応じてCu,Zn,Mn,Cr,Zr,V,Fe,Tiを少量含有するAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延した後、480°C以上で溶体化処理して80°C/min 以上の冷却速度で50〜150°Cに冷却し、その温度で0.5〜50時間保持処理し(但し温度T(°C)と時間t(hr)との関係を100≦T+2t≦200とする)、さらに80°C/min 以上の昇温速度で180°C超280°C以下で170秒以下加熱する最終熱処理を行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、Si0.5〜2.5%を含有し、さらに必要に応じてCu0.03〜1.2%、Zn0.03〜1.5%、Mn0.03〜0.4%、Cr0.03〜0.4%、Zr0.03〜0.4%、V0.03〜0.4%、Fe0.03〜0.5%、Ti0.005〜0.2%のうちから選ばれた1種また2種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を素材とし、鋳塊に均質化処理を施した後、熱間圧延および冷間圧延を行なって所要の板厚の圧延板とし、その圧延板に対し、480°C以上の温度で溶体化処理を行なってから80°C/min 以上の冷却速度で50〜150°Cの範囲内の温度まで冷却し、そのまま50〜150°Cの範囲内の温度で0.5〜50時間保持する保持処理を行ない、かつその保持処理を、温度T(°C)、時間t(hr)が次式100≦T+2t≦200を満たす条件で行ない、その後80°C/min 以上の昇温速度で180°Cを越え280°C以下の範囲内の温度に0〜170秒保持する最終熱処理を行なうことを特徴とする、室温での経時変化が少なくかつ成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02

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