特許
J-GLOBAL ID:200903052637391904
干渉補償方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-175847
公開番号(公開出願番号):特開平8-046532
出願日: 1994年07月27日
公開日(公表日): 1996年02月16日
要約:
【要約】【目的】 市街地伝搬のように短周期フェージングのある伝搬路において、直交偏波を同時利用する場合等に発生する激しい同一チャネル干渉を低減させ、高い伝送品質が得られる干渉補償方法を提供することを目的としている。【構成】 異なるトレーニング信号が付加された2つの信号を直交する偏波面で同時に送受信する。受信側では受信したトレーニング信号に混在する干渉信号から干渉の度合いを示すタップ係数を計算し、このタップ係数に基づいて受信信号を二者択一し、受信したデータ信号から干渉信号を除去する。
請求項(抜粋):
各々の送信装置にあらかじめ定められた固有の系列であるトレーニング信号部分と、伝送しようとするデータ信号部分とによって時分割的に構成され、前記トレーニング信号は互いに異なり、前記データ信号を同じくする信号である、希望信号1および希望信号2であって、受信しようとする前記希望信号1に前記希望信号2が混入した受信信号1と、受信しようとする前記希望信号2に前記希望信号1が混入した受信信号2とを入力する受信装置において、受信している前記希望信号1および前記希望信号2が、各々前記トレーニング信号部分である場合には、前記希望信号1に対応したトレーニング信号を発生させるトレーニング信号発生手段1と、前記希望信号2に対応したトレーニング信号を発生させるトレーニング信号発生手段2と、前記トレーニング信号発生手段1の出力の振幅及び位相を制御する各々制御手段1および制御手段2と、前記トレーニング信号発生手段2の出力の振幅及び位相を制御する各々制御手段3および制御手段4と、前記受信信号1から前記制御手段1の出力を減ずる減算手段1と、前記減算手段1の出力から前記制御手段3の出力を減ずる減算手段2と、前記受信信号2から前記制御手段2の出力を減ずる減算手段3と、前記減算手段3の出力から前記制御手段4の出力を減ずる減算手段4と、前記制御手段1における制御値を1行1列成分とし、前記制御手段2における制御値を2行1列成分とし、前記制御手段3における制御値を1行2列成分とし、前記制御手段4における制御値を2行2列成分とする2行2列行列の行列Hの、逆行列である行列hを計算する逆行列計算手段と、前記行列Hの1行2列成分に対する1行1列成分の比である比率1と、前記行列Hの、2行1列成分に対する2行2列成分の比である比率2とを計算する比率計算手段とを有する係数演算手段において、前記減算手段2および前記減算手段4の出力の2乗値が各々最小になるように前記制御手段1ないし制御手段4の各々を制御して行列hを求め、受信している前記希望信号1および前記希望信号2が、各々データ信号部分である場合には、前記行列hの1行1列成分と前記受信信号1との積と、前記行列hの1行2列成分と前記受信信号2との積とを加算する加算手段1と、前記行列hの2行1列成分と前記受信信号1との積と、前記行列hの2行2列成分と前記受信信号2との積とを加算する加算手段2と、前記加算手段1の出力と、前記加算手段2の出力の何れかを選択する選択手段とを有する合成手段において、前記比率1が前記比率2より大きい場合には前記選択手段により前記加算手段1の出力を、前記比率2が前記比率1より大きい場合には前記選択手段により前記加算手段2の出力を選択することを特徴とする干渉補償方法。
IPC (3件):
H04B 1/10
, H04B 7/08
, H04B 7/10
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