特許
J-GLOBAL ID:200903052639646730

作業機械の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-221835
公開番号(公開出願番号):特開平7-076858
出願日: 1993年09月07日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】操作レバーの操作量に呼応したアクチュエータの作動速度を迅速に得ることができると共に、アクチュエータの作動速度を変化させる場合の加減速度を操作レバーの操作を通じて制御することができ、さらにはアクチュエータの駆動力を操作レバーの操作を通じて制御することができる作業機械の油圧制御装置を提供する。【構成】操作レバー12の操作量Rに応じて上部旋回体2の目標旋回速度Nrを設定すると共に、目標作動速度Nrと上部旋回体2の実際の旋回速度Nとの偏差(Nr-N)を基に、比例積分制御により、偏差を解消する向きで上部旋回体2の駆動源である油圧ポンプ1の圧油の入出ポート1a,1b間の差圧を設定し、その設定差圧となるように圧力制御装置15により、油圧ポンプ1の差圧(Pa-Pb)を制御する。差圧の設定値は、比例積分の演算値が大きい程、大きな値となるように設定する。N≒0のときには比例積分演算の積分項を固定値とする。
請求項(抜粋):
操作レバーの操作に応じて油圧ポンプからアクチュエータに圧油を供給して該アクチュエータを駆動せしめる作業機械の油圧制御装置において、前記アクチュエータの作動速度を検出する速度検出手段と、前記操作レバーの操作量を検出する操作量検出手段と、該操作量検出手段により検出された前記操作レバーの操作量に応じて前記アクチュエータの目標作動速度を設定する目標速度設定手段と、該目標速度設定手段により設定された目標作動速度と前記速度検出手段により検出された前記アクチュエータの作動速度との偏差に応じて前記アクチュエータの圧油の流入口及び流出口間の差圧を前記偏差を解消する向きで設定する差圧設定手段と、該差圧設定手段により設定された差圧を得るべく前記アクチュエータの圧油の流入口及び流出口の圧力を制御する圧力制御手段とを備え、前記差圧設定手段は、前記目標作動速度と前記アクチュエータの作動速度との偏差にあらかじめ定めた比例ゲインを乗算してなる比例項と該偏差をあらかじめ定めた積分時間内で積分してなる積分項との総和を求める比例積分演算手段を有し、該演算手段により求められた演算値が大きい程、前記差圧を大きな値に設定することを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
IPC (2件):
E02F 9/20 ,  F15B 21/02

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