特許
J-GLOBAL ID:200903052699278624

ポリビニルアセタール樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-300327
公開番号(公開出願番号):特開平5-140216
出願日: 1991年11月15日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 品質上の問題が生じない程度に着色が改善されたポリビニルアセタール樹脂を製造する。【構成】 腐食速度が0.02mm/yearのガラスライニング製の反応器を用い、ポリビニルアルコール水溶液とブチルアルデヒドとを塩酸触媒の存在下で反応させる。反応物のスラリーを重曹で中和し、水洗と脱水と乾燥を行って目的のポリビニルアセタール樹脂を得る。この樹脂を成形して作った厚さ3mmの透明板について、JIS K 7103により黄色度を測定したところ、その黄色度は0.7である。慣用のステンレス鋼製(腐食速度が9.7mm/year)の反応器を用いて得られるポリビニルアセタール樹脂の場合は、その黄色度は4.9である。ここで、腐食速度はJIS G 4303により腐食減量を測定して算出する。但し、測定液は0.5重量%の塩酸水溶液を用い、測定温度は90°Cとする。
請求項(抜粋):
ポリビニルアルコールとアルデヒドとを酸触媒の存在下で反応させ、反応物のスラリーをアルカリで中和し、水洗と乾燥を行ってポリビニルアセタール樹脂を製造する方法において、反応器の接液部を腐食速度が0.1mm/year以下の材料で形成することを特徴とするポリビニルアセタール樹脂の製造方法。ここで、腐食速度は、JIS G 4303により腐食減量を測定し、これをmm/yearに換算した値である。但し、試験液は0.5重量%の塩酸水溶液を用い、試験温度は90°Cとする。
IPC (2件):
C08F 8/28 MGZ ,  C08F 16/38 MLC
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-123103
  • 特開平2-049002
  • 特公昭49-029305
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