特許
J-GLOBAL ID:200903052699462379

電動機

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-329442
公開番号(公開出願番号):特開平8-163821
出願日: 1994年12月02日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 動圧軸受部に介在される流体潤滑剤の劣化を、可及的に抑制することができ、耐久性と信頼性の向上を図ること。【構成】 スラストプレート5の上端表面33に、スラストカバー側へ開口する孔部81が設けられた。シャフト2の表面のうち、ラジアル軸受部A,Bの実質上最大動圧圧力が生成される対応部位には、孔部82、83が設けられ、これら孔部81,82,83により、連通路80として構成された。またスラスト軸受部Dに介在される流体潤滑剤をシャフト2側へ移動させるよう構成した。流体潤滑剤は、ラジアル軸受部A,Bから連通路80を経てスラスト軸受部C,Dに流通し、そしてラジアル軸受部A,Bに還流する、循環路が形成される。
請求項(抜粋):
ハウジングと、該ハウジングに固定された軸部材と、該軸部材に対して相対回転支持されるロータと、前記軸部材と前記ロータとの間に介在された流体潤滑剤による動圧軸受手段とを具備した電動機において、前記軸部材には、半径方向外方へ全周にわたって張り出したスラストプレートが設けられ、前記ロータは、前記軸部材に回転自在に支持されたスリーブと、前記スラストプレートを覆うスラストカバーとを含み、前記スリーブと前記軸部材との間にラジアル軸受部が設けられ、前記スリーブの端部と前記スラストプレートとの間、及び前記スラストカバーと前記スラストプレートとの間に、夫々スラスト軸受部が設けられており、前記スラストプレートの外周端部側には、前記スリーブ及び前記スラストカバーによって規定された実質上一定間隙の環状間隙が設けられ、前記スラストプレートにおける前記スラストカバー側の対向面には、前記スラスト軸受部の内周端縁部に対応して、前記スラストカバー側へ開口する孔部が設けられ、前記軸部材の表面のうち、前記ラジアル軸受部の実質上最大動圧圧力が生成される対応部位には、孔部が設けられ、前記軸部材及び前記スラストプレートにおけるそれぞれ前記孔部は、該スラストプレートと該軸部材との夫々内部を経て連通しあう連通孔として構成され、前記スラスト軸受部のうち前記スリーブの端部側は、介在される流体潤滑剤が軸部材側へ移動するよう動圧発生溝が設けられ、前記ロータが回転駆動されることにより、前記ラジアル軸受部からの前記流体潤滑剤は、前記連通孔を経て前記スラストカバー側の前記スラスト軸受部へ送出されると共に、前記スラストカバー側のスラスト軸受部から前記スリーブの端部側のスラスト軸受部へ移動した前記流体潤滑剤は、前記スリーブの端部側のスラスト軸受部により前記軸部材側に送出されて、前記ラジアル軸受部に還流される、ことを特徴とする電動機。
IPC (4件):
H02K 7/08 ,  F16C 17/10 ,  H02K 5/167 ,  H02K 21/22

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