特許
J-GLOBAL ID:200903052705849388

加工部耐食性に優れたニッケル・クロム含有亜鉛めっき鋼板を下地とする塗装鋼板及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-115678
公開番号(公開出願番号):特開平5-309327
出願日: 1992年05月08日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、自動車、家電家具メーカー等が防錆強化目的で使用する表面処理鋼板の内、下層にめっき層、中間層に化成処理層、更にその上層に有機皮膜をもつ有機複合めっき鋼板の加工性、スポット溶接性、更には電着塗装性を改善することにある。【構成】 本発明の構成は、この3つの皮膜層の最適化として、最下層のめっきにクロムを3%以上15%以下、ニッケルを1%以上16%以下含む亜鉛系合金めっき層を、中間層にはクロム酸溶液とめっき層の反応で形成される30オングストローム以上3000オングストローム以下の不働態化皮膜を、更に最上層にはガラス点移転が60°C以上98°C以下で、潤滑剤とシリカを含有する0.3ミクロン以上3ミクロン以下の有機薄膜をもうけることより成る。更に本発明では、本発明の製品を製造するための合理的なプロセスをも提供するものである。
請求項(抜粋):
クロムを3%以上15%以下含み、かつNiを1%以上17%以下含む亜鉛系合金めっき属を5g/m2以上100g/m2以下の厚みで鋼板もしくは鋼材上にもうけ、更に該めっき層の上にCr6+イオンを2Kg/m3以上含むクロム酸溶液でめっき面を反応させることによって得られるCr3+、Ni2+、及びZn2+を含む難溶性クロメート皮膜を、厚み30-3000オングストロームの範囲でもうけ、更にその上に有機高分子系潤滑剤とシリカを含有し、そのガラス転移点が60°C以上98°C以下の有機皮膜を0.3μm以上3μm以下の厚みでもうけたことを特徴とする、加工部耐食性に優れたニッケル・クロム含有亜鉛めっき鋼板を下地とする塗装鋼板。
IPC (6件):
B05D 7/14 ,  B05D 3/10 ,  B05D 7/24 301 ,  B05D 7/24 303 ,  C23C 22/00 ,  C25D 5/26

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