特許
J-GLOBAL ID:200903052726678966

鋳造用モールドの熱流束検出によるエアギャップ測定方法並びに熱流束検出装置及び同装置におけるセンサー装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中野 収二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-241862
公開番号(公開出願番号):特開平11-063968
出願日: 1997年08月22日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 鋳造用モールドの熱流束検出によるエアギャップ測定方法並びに熱流束検出装置及び同装置におけるセンサー装置。【解決手段】 鋳造用モールドのモールド壁面Wと溶鋼56の間に潤滑剤57による潤滑層を形成し、潤滑層とモールド壁の間にエアギャップ59を自然形成せしめる。モールド壁の肉厚方向に挿入された同軸センサー55により検出され且つ式q=(TH -TL )/R(但しRはTH とTL の間における物体の熱抵抗により表される熱流束qと、同軸センサーの先端において検出したモールド壁部Wの内部温度T1 と、溶鋼の固相線温度TSLとから、モールド壁とエアギャップの界面における温度T2 と、潤滑層とエアギャップの界面における温度T3 を求め、エアギャップの厚さ方向の熱流束qを表す式、q=(T3 -T2 )/R2 により、エアギャップの熱抵抗R2 を求め、R2 =d2 /λ(λはエアギャップの熱伝導率)により、エアギャップの厚みd2 を求める。
請求項(抜粋):
鋳造用モールドのモールド壁面と溶鋼の間に潤滑剤による潤滑層を形成し、該潤滑層とモールド壁の間にエアギャップを自然形成せしめると共に、該潤滑層と溶鋼の間に溶鋼の凝固層によるシェルを自然形成せしめている連続鋳造方法において、前記モールド壁の肉厚方向に挿入された同軸センサーにより検出され且つ式q=(TH -TL )/R(但しRはTH とTL の間における物体の熱抵抗)により表される熱流束qと、同軸センサーの先端において検出したモールド壁部Wの内部温度T1 と、溶鋼の固相線温度TSLとから、モールド壁とエアギャップの界面における温度T2 と、潤滑層とエアギャップの界面における温度T3 を求め、該エアギャップの厚さ方向の熱流束qを表す式、q=(T3 -T2 )/R2 により、エアギャップの熱抵抗R2 を求め、該エアギャップの熱抵抗R2 から式、R2=d2 /λ(但しλはエアギャップの熱伝導率)により、エアギャップの厚みd2 を求める行程から成り、前記エアギャップの厚みd2 を監視することにより鋳造時のブレークアウトを防止するように構成したことを特徴とする鋳造用モールドの熱流束検出によるエアギャップ測定方法。
IPC (3件):
G01B 21/16 ,  B22D 11/16 104 ,  G01K 17/08
FI (3件):
G01B 21/16 ,  B22D 11/16 104 B ,  G01K 17/08

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