特許
J-GLOBAL ID:200903052731755464
レオウイルス由来の膜融合タンパク質
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
吉武 賢次
, 中村 行孝
, 紺野 昭男
, 横田 修孝
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-546575
公開番号(公開出願番号):特表2004-520019
出願日: 2001年11月30日
公開日(公表日): 2004年07月08日
要約:
本発明により、膜融合タンパク質のファミリーおよびこのタンパク質をコードするポリヌクレオチドが同定されている。これらのタンパク質とポリヌクレオチドは、レオウイルス科から誘導される。2種類の膜融合タンパク質が変温性宿主から単離したレオウイルスから単離されており、p14タンパク質はニシキヘビから単離した爬虫類レオウイルス(RRV)から、また、p16タンパク質はサケから単離したアクアレオウイルス(AQV)から単離された。これらのタンパク質をコードする遺伝子をクローニングして、配列決定した。これらのタンパク質のアミノ酸配列の分析により、いずれのタンパク質も他の膜融合タンパク質で見られる典型的な融合ペプチドを欠いていることが示されている。細胞でのこれらのタンパク質の発現により、細胞-細胞融合が生じる。
請求項(抜粋):
単離されたタンパク質であって、
(a) レオウイルス科のゲノムによってコードされ、
(b) 膜融合タンパク質であり、
(c) 少なくとも1個の膜貫通ドメインを含んでなり、
(d) そのアミノ酸配列が融合ペプチドモチーフIを含まず、ここで、該融合ペプチドモチーフIが
(i) 17〜28残基長のアミノ酸配列であり、
(ii) 疎水性値が0.6〜0.7であり、かつ
(iii) アラニンとグリシンの含量の和が29〜43%であるものであり、かつ
(e) そのアミノ酸配列が融合ペプチドモチーフIIを含まず、ここで、該融合ペプチドモチーフIIが
(i) 16〜28残基長のアミノ酸配列であり、
(ii) 疎水性値が0.3〜0.4であり、
(iii) アラニンとグリシンの含量の和が29〜43%であり、かつ
(iv) 7残基反復を含むものである、
タンパク質。
IPC (8件):
C12N15/09
, A61K9/127
, C07K14/14
, C07K16/10
, C12N1/15
, C12N1/19
, C12N1/21
, C12N5/10
FI (9件):
C12N15/00 A
, A61K9/127
, C07K14/14
, C07K16/10
, C12N1/15
, C12N1/19
, C12N1/21
, C12N5/00 A
, C12N5/00 B
引用文献:
審査官引用 (7件)
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EMBO J., 20000301, Vol.19, No.5, pp.902-912
-
Virus Res., 1999, Vol.63, No.1-2, pp.135-141
-
Arch. Virol., 1994, Vol.138, No.3-4, pp.341-344
-
Virology, 1999, Vol.260, No.2, pp.316-328
-
Virology, 1995, Vol.208, No.2, pp.678-684
-
Annu. Rev. Physiol., 1990, Vol.52, pp.675-697
-
Cell, 1998, Voo.95, No.7, pp.871-874
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