特許
J-GLOBAL ID:200903052735136351

タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤としての二環式複素芳香族化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-514711
公開番号(公開出願番号):特表平11-513398
出願日: 1996年10月10日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】XがHまたはCHであり、(a)が縮合5、6または7員複素環式環であり、R3が、Zが(CH2)p基によってR4に結合している基ZR4であり、pが0、1または2であり、Zが基V(CH2)、V(CF2)、(CH2)V、(CF2)V、V(CRR′)、V(CHR)またはVを表し、RおよびR′が各々C1-4アルキルであり、Vが0、1または2個の炭素原子を含むヒドロカルビル基、カルボニル、ジカルボニル、CH(OH)、CH(CN)、スルホンアミド、アミド、O、S(O)mまたはNRbであり、Rbが水素またはC1-4アルキルであり;そしてR4が置換されていてもよいC3-6シクロアルキルまたは置換されていてもよい5、6、7、8、9もしくは10員炭素環式または複素環式部分であり;あるいはR3が、ZがNRbである基ZR4であり、NRbおよびR4が置換されていてもよい5、6、7、8、9もしくは10員炭素環式または複素環式部分を共に形成する、式(A)の置換複素芳香族化合物は、タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤である。これらの化合物の製造法、これらの化合物を含有する医薬組成物、および、例えば乾癬、線維症、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、自己免疫疾患、アレルギー、ぜん息、移植拒絶反応、炎症、血栓症、神経系疾患および癌の治療のための、薬剤におけるこれらの化合物の使用が記載される。
請求項(抜粋):
式(A)の化合物またはその薬学的に許容される塩。(式中、XはNまたはCHであり;は、同一または異なっていてもよく、かつN、OまたはS(O)m(mは0、1または2である)から選択される、1〜5個の複素原子を含む縮合5、6または7員複素環式環を表し、複素環式環はピリジンまたはピリミジン環の結合を除いて合計1、2または3個の二重結合を含み、ただし、複素環式環はプリンの一部を形成せず、縮合複素環式環は2つの隣接OまたはS(O)m原子を含まず; Yは、基W(CH2)、(CH2)WまたはWであり、WはO、S(O)mまたはNRaであり、mは上記定義通りであり、Raは水素またはC1-8アルキル基であり; 各R1は、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルカルボニル、ホルミル、カルボキシ、C1-4アルコキシカルボニル、カルボキサミド、C1-4アルキルアミノカルボニル、(C1-4アルキル)アミノ、ジ-(C1-4アルキル)アミノから独立して選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、N、OまたはS(O)m(mは上記定義通りである)から選択される1〜4個の複素原子を含む5または6員複素環式環を独立して表し、ただし、環は2つの隣接OまたはS(O)m原子を含まず;あるいは、 各R1は、アミノ、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、ホルミル、カルボキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、カルバモイル、ウレイド、C1-8アルキル、C1-8アルコキシ、C3-8シクロアルコキシ、C4-8アルキルシクロアルコキシ、C1-8アルコキシカルボニル、N-C1-4アルキルカルバモイル、N,N-ジ-[C1-4アルキル]カルバモイル、ヒドロキシアミノ、C1-4アルコキシアミノ、C2-4アルカノイルオキシアミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-[C1-4アルキル]アミノ、ピロリジン-1-イル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオモルホリノ-1,1-ジオキシド、ピペラジン-1-イル、4-C1-4アルキルピペラジン-1-イル、C1-8アルキルチオ、アリールチオ、C1-4アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ハロゲノ-C1-4アルキル、ヒドロキシ-C1-4アルキル、C2-4アルカノイルオキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシ-C1-4アルキル、カルボキシ-C1-4アルキル、C1-4アルコキシカルボニル-C1-4アルキル、アミノ-C1-4アルキル、C1-4アルキルアミノ-C1-4アルキル、ジ-[C1-4アルキル]アミノ-C1-4アルキル、[ジ-C1-4アルキル]アミノ-C1-4アルキレン-(C1-4アルキル)アミノ、C1-4アルキルアミノ-C1-4アルキレン-(C1-4アルキル)アミノ、ヒドロキシ-C1-4アルキレン-(C1-4アルキル)アミノ、ピペリジノ-C1-4アルキル、モルホリノ-C1-4アルキル、チオモルホリノ-C1-4アルキル、チオモルホリノ-1,1-ジオキシド-C1-4アルキル、ピペラジン-1-イル-C1-4アルキル、C1-4アルキルチオ-C1-4アルキル、フェノキシ-C1-4アルキル、アニリノ-C1-4アルキル、フェニルチオ-C1-4アルキル、シアノ-C1-4アルキル、ハロゲノ-C2-4アルコキシ、ヒドロキシ-C2-4アルコキシ、C2-4アルカノイルオキシ-C2-4アルコキシ、C1-4アルコキシ-C2-4アルコキシ、カルバモイル-C1-4アルコキシ、アミノ-C2-4アルコキシ、C1-4アルキルアミノ-C2-4アルコキシ、ジ-[C1-4アルキル]アミノ-C2-4アルコキシ、フェニル-C1-4アルコキシ、フェノキシ-C2-4アルコキシ、アニリノ-C2-4アルコキシ、フェニルチオ-C2-4アルコキシ、ピペリジノ-C2-4アルコキシ、モルホリノ-C2-4アルコキシ、チオモルホリノ-C2-4アルコキシ、チオモルホリノ-1,1-ジオキシド-C2-4アルコキシ、ピペラジン-1-イル-C2-4アルコキシ、ハロゲノ-C2-4アルキルアミノ、ヒドロキシ-C2-4アルキルアミノ、C2-4アルカノイルオキシ-C2-4アルキルアミノ、C1-4アルコキシ-C2-4アルキルアミノ、フェニル-C1-4アルキルアミノ、フェノキシ-C2-4アルキルアミノ、アニリノ-C2-4アルキルアミノ、フェニルチオ-C2-4アルキルアミノ、C2-4アルカノイルアミノ、C1-4アルコキシカルボニルアミノ、C1-4アルキルスルホニルアミノ、ベンズアミド、ベンゼンスルホンアミド、3-フェニルウレイド、2-オキソピロリジン-1-イル、2,5-ジオキソピロリジン-1-イル、ハロゲノ-C2-4アルカノイルアミノ、ヒドロキシ-C2-4アルカノイルアミノ、C1-4アルコキシ-C2-4アルカノイルアミノ、およびカルボキシ-C2-4アルカノイルアミノよりなる群から独立して選択され、上記ベンズアミドもしくはベンゼンスルホンアミド置換基、またはR1置換基上のアニリノ、フェノキシもしくはフェニル基は、1または2個のハロゲノ、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシ置換基を有していてもよく; lは0〜3であり; あるいはlが2または3であるとき、2つの隣接R1は、置換されていてもよいメチレンジオキシまたはエチレンジオキシ基を共に形成し; R2は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシよりなる群から選択され; R3は、Zが(CH2)p基によってR4に結合している基ZR4であり、pは0、1または2であり、Zは基V(CH2)、V(CF2)、(CH2)V、(CF2)V、V(CRR′)、V(CHR)またはVを表し、RおよびR′は各々C1-4アルキルであり、Vは0、1または2個の炭素原子を含むヒドロカルビル基、カルボニル、ジカルボニル、CH(OH)、CH(CN)、スルホンアミド、アミド、O、S(O)mまたはNRbであり、Rbは水素またはC1-4アルキルであり;そしてR4は置換されていてもよいC3-6シクロアルキルまたは置換されていてもよい5、6、7、8、9もしくは10員炭素環式または複素環式部分であり; あるいはR3は、ZがNRbである基ZR4であり、NRbおよびR4は一緒になって、置換されていてもよい5、6、7、8、9もしくは10員炭素環式または複素環式部分を形成し; 各R5は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルアミノ、ジ-[C1-4アルキル]アミノ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルキルカルボニル、C1-4アルキルカルバモイル、ジ-[C1-4アルキル]カルバモイル、カルバミル、C1-4アルコキシカルボニル、シアノ、ニトロおよびトリフルオロメチルよりなる群から独立して選択され、そしてnは1、2または3である)
IPC (8件):
C07D471/04 117 ,  A61K 31/00 607 ,  A61K 31/00 609 ,  A61K 31/00 635 ,  A61K 31/00 643 ,  A61K 31/505 606 ,  C07D471/04 118 ,  C07D495/04 105
FI (8件):
C07D471/04 117 N ,  A61K 31/00 607 A ,  A61K 31/00 609 F ,  A61K 31/00 635 ,  A61K 31/00 643 D ,  A61K 31/505 606 ,  C07D471/04 118 Z ,  C07D495/04 105 Z

前のページに戻る