特許
J-GLOBAL ID:200903052768214277

磁気ヘッド及びその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 丸山 敏之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-251380
公開番号(公開出願番号):特開平5-250617
出願日: 1991年09月30日
公開日(公表日): 1993年09月28日
要約:
【要約】【目的】 磁気ヘッドの巻線孔壁に施す磁性金属膜の剥がれ防止。【構成】 非磁性基板(1)上にトラック形成溝および巻線孔用溝(9)を設け、表面に磁性金属膜(2)を付着させ、この非磁性材ブロック2つをギャップ層を介して溶融ガラス(7)によって接合し、磁気コアを構成した後、スライスによってチップ形状とした磁気ヘッドにおいて、ガラス(7)による接合前に、巻線孔用溝(9)を設けた非磁性ブロックのスライス位置に、スライス代幅よりも幅広で巻線孔用溝(9)より深い膜剥がれ防止溝(11)を作成しておく。【作用及び効果】 膜剥がれ防止溝(11)の存在により、磁性金属膜(2)の付着した巻線孔(4)の端面は、少なくとも巻線孔(4)を除く部分から成るヘッド側面、即ち、チップスライス面よりも凹んだ位置にある構造となり、チップスライス時のダイヤモンド砥石は巻線溝(9)内壁の磁性膜に接触しない。このため、膜の破損は起こらず、良好な性能を安定して得ることができる。
請求項(抜粋):
接合面に磁性金属膜(2)を有す一対の非磁性基板(1)(1)がギャップ層(3)を介して接合され、巻線を施す巻線孔(4)内面にも磁性金属膜(2)が施された磁気ヘッドにおいて、磁性金属膜(2)の付着した巻線孔(4)の端縁がヘッド側面よりも凹んでいる磁気ヘッド。

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