特許
J-GLOBAL ID:200903052834724680

圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉浦 正知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-237121
公開番号(公開出願番号):特開平7-059061
出願日: 1993年08月11日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】 サブサンプリングにより間引かれた画素のデータを正確に補間し、復号画像の画質を向上させる。【構成】 MUSE方式のエンコーダと同一の処理を行ない、その結果の信号と元のハイビジョン信号とを使用して、間引き画素の値を正確に補間するための係数を学習によって予め作成する。最小二乗法の演算回路65a、65bによって、推定値と真値との誤差の二乗を最小とする係数がクラス毎に決定され、これがメモリ67a、67bに格納される。推定値は、係数と周辺画素の値との線形1次結合により生成される。この周辺画素として、同一フィールドの画素を使用した時の係数が演算回路65aで決定され、同一フレームの画素を使用した時の係数が演算回路65bで決定される。予め決定された係数によって、サブサンプリング信号が補間されるが、補間対象の画素が動き画素のときは、フィールド内の周辺画素を使用して決定された係数が使用され、これが静止画素のときは、フレーム内の周辺画素を使用して決定された係数が使用される。
請求項(抜粋):
サブサンプリングにより伝送情報量が圧縮されたディジタル高解像度ビデオ信号を受け取り、間引かれた画素を補間するための高解像度ビデオ信号の補間装置において、補間対象としての注目画素の空間的および/または時間的に近傍の複数の参照画素に基づいて、上記注目画素のクラスを決定するためのクラス分類手段と、上記間引かれた画素の補間値を生成するために、予め学習により獲得された上記クラス毎の第1および第2の係数が格納されたメモリ手段と、上記メモリ手段と結合され、上記注目画素の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素と上記第1および第2の係数の一方との線形1次結合によって補間値を生成する補間値生成手段とを備え、上記学習時に、上記注目画素の空間的および/または時間的に近傍の複数の画素として、同一フィールド内のものと同一フレーム内のものとの二つのものに関して、それぞれ第1および第2の係数を決定し、決定された上記第1および第2の係数を上記メモリ手段に格納し、上記補間値生成手段において、上記注目画素の静止判定に基づき、上記注目画素が動きのときに上記第1の係数を選択的に使用し、上記注目画素が静止のときに上記第2の係数を選択的に使用するようにした圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置。

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