特許
J-GLOBAL ID:200903052841953741

パワーショベルの掘削支援装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 昂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-135147
公開番号(公開出願番号):特開平5-321296
出願日: 1992年05月27日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】未熟練オペレータであっても熟練オペレータと同様な効率的な掘削作業を行なえるようにすることを目的とする。【構成】操作レバー15の変位はコントローラ16により対応する弁制御値xに変換される。コントローラ16はエンジン回転数と比較出力(最大出力との関係で予め決められている)との関係が設定された記憶部26を有し、エンジンの回転数をセンサ17で検出し、この回転数NE に対応する比較出力WD を抽出する。一方、ポンプ11の吐出圧Pをセンサ18により検出し、ポンプ11の吐出流量Q、エンジン回転数NE に基づき油圧出力WH を算出する。油圧出力WH と比較出力WD との大小関係及びその差分に応じて、弁制御値xを補正し、補正した弁制御値Xをブーム、スティック及びバケットについての制御弁12,13,14に対して出力する。
請求項(抜粋):
入力される弁制御値(XBM,XST,XBK) に応じて、エンジン(10)により駆動される電気制御式の油圧ポンプ(11)からの圧油の油圧シリンダ(7,8,9) への供給を調整する制御弁(12,13,14)を、ブーム(4) 、スティック(5) 及びバケット(6) の各油圧シリンダ(7,8,9) のそれぞれに対応して設け、ブーム(4) 、スティック(5) 及びバケット(6) の作動についての操作レバー(15)の変位量(LBM,LST,LBK) を予め設定された対応関係に従って、該油圧ポンプ(11)が吐出すべき圧油の流量であるポンプ吐出流量(QF ,QR ) 及び該各制御弁(12,13,14)に対する弁制御値(xBM,xST,xBK) にそれぞれ変換する変換部(21,22) を具備したコントロール手段(16)を設けたパワーショベルにおいて、前記エンジン(10)の回転数を検出する回転数検出手段(17)を設け、前記油圧ポンプ(11)の吐出圧力を検出する吐出圧検出手段(18)を設け、前記変換部(21)によるポンプ吐出流量(QF ,QR ) 、該回転数検出手段(17)によるエンジンの回転数(NE ) 及び該吐出圧検出手段(18)による油圧ポンプ(11)の吐出圧力(PF ,PR ) に基づき、該油圧ポンプ(11)の現時点での油圧出力(WH ) を算出する油圧出力算出部(23)と、エンジン回転数と油圧ポンプ(11)の最大出力との関係に基づき、該最大出力に至らない範囲で予め決められた比較出力とエンジン回転数との関係が設定された比較出力記憶部(26)と、前記回転数検出手段(17)によるエンジン(10)の回転数(NE ) に対応した比較出力(WD ) を該比較出力記憶部(26)から抽出し、該油圧出力算出部(23)による油圧出力(WH ) が該比較出力(WD ) よりも大きいときには負荷が軽減し、小さいときには負荷が増大するように、該油圧出力(WH ) と比較出力(WD ) の差に応じて、前記変換部(22)による前記各制御弁(12,13,14)についての弁制御値(xBM,xST,xBK) をそれぞれ補正する補正部(24,25) とを、前記コントロール手段(16)に具備せしめ、該補正部(25)により補正された弁制御値(XBM,XST,XBK) を、前記各制御弁(12,13,14)に対して出力するようにしたことを特徴とするパワーショベルの掘削支援装置。

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