特許
J-GLOBAL ID:200903052846324491

同期駆動による歯車仕上げ加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三枝 英二 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-321165
公開番号(公開出願番号):特開2002-126947
出願日: 2000年10月20日
公開日(公表日): 2002年05月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 同期回転による歯車の仕上げ加工を成形工具の停止を必要とすることなく高精度で行なうことができる歯車仕上げ加工方法を提供する。【解決手段】 ワーク支持軸及び成形工具の駆動を、サーボモータによるサーボ制御又はACスピンドルモータによるCs制御により行なうものとし、その制御による位相決めをする(一次位相決め)。さらにワーク位置決め装置による位相修正を行ない、制御モータをフリーラン状態とすることにより位相ずれを読み取って基準位置を調整する(二次位相決め)。そしてさらに、ワーク支持軸の駆動トルクを低下させた状態で、バックラッシュ零の状態として、ワーク支持軸と成形工具との各制御モータの駆動位相を固定する(三次位相決め)。この状態で、切り込み量を漸増させて切削を行なう。
請求項(抜粋):
ワークである歯車を成形仕上げ加工するにあたり、機台に支持されたワーク支持軸及び仕上げ用成形工具の双方を同期回転するように駆動する歯車仕上げ加工方法であって、前記ワーク支持軸及び成形工具の制御モータによる駆動を、サーボモータによるサーボ制御又はACスピンドルモータによるCs制御により行なうものとし、該歯車仕上げ加工方法は、前記制御モータの回転方向原点への移動及び前記ワーク支持軸に対するワークの取付けを行なうステップと、ワーク位置決め装置をワークと噛合させてワークの回転方向位置決めを行なうステップと、ワークを前記ワーク位置決め装置と噛合させた状態で前記ワーク支持軸と芯押し台とによりクランプするステップと、前記ワーク支持軸に結合された前記制御モータをフリーラン状態とするステップと、フリーラン状態に伴って生じる前記ワーク支持軸における制御モータ側のワーク支持側に対する位相ずれを読み取るステップと、前記ワーク位置決め装置をワークから外すステップと、前記ワーク支持軸を前記制御モータにより回転させ、前記位相ずれを解消するように調整して前記ワーク支持軸及び前記成形工具を各制御モータの制御により同期させ且つ位相を合わせて回転させるステップと、前記ワーク支持軸の駆動トルクを前記成形工具による切削を受けない程度に低下させた状態で、バックラッシュ零として予め設定された位置又は検知される位置まで前記ワーク支持軸と前記成形工具とを接近させるステップと、前記バックラッシュ零の位置における前記ワーク支持軸と前記成形工具との各制御モータの駆動位相を固定するステップと、各制御モータの駆動により前記ワーク支持軸及び前記成形工具を同期回転させつつ切り込み量を漸増させて仕上げ切削を行なうステップとを備えていることを特徴とする歯車仕上げ加工方法。
IPC (2件):
B23F 19/05 ,  B23Q 15/00
FI (2件):
B23F 19/05 ,  B23Q 15/00 J

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