特許
J-GLOBAL ID:200903052851870003

埋込み可能な補聴器用改良マイクロフォン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-542755
公開番号(公開出願番号):特表2001-503573
出願日: 1997年05月23日
公開日(公表日): 2001年03月13日
要約:
【要約】埋込み可能な密封されたマイクロフォン(50)は、より厚いリム(56)により囲まれた薄い中央領域(54)を備えたダイヤフラムを(52)を有する。シート状の電気材料(72)の一方の側はダイヤフラムを(52)に結合され、他方の側は粗くされたプレート(82)と接触している。リム(56)はハウジング(112)に結合され、これにより、エレクトレット(72)とプレート(82)を気密に包囲している。マイクロフォン(50)は、更に、エレクトレット(72)とプレート(82)の両方を埋込み型補聴器システム(10)に含まれるアンプ(30)の入力部に結合する電気コネクタ(94)を有する。好ましくは、マイクロフォン(50)は、アンプ(30)及び補聴器システム(10)を作動させるためのバッテリのようなエネルギ貯蔵装置と共に密封型電子モジュール(100)に組み込まれる。このような構成により、マイクロフォンのダイヤフラム(52)は、電子モジュールのハウジング(112)の面を形成する。電気コネクタ(134)は、アンプ(30)からの出力信号を埋込み型補聴器システム(10)のマイクロアクチュエータ(32)に結合する。
請求項(抜粋):
1.埋込み可能な補聴器システムに含まれるアンプに入力信号を与えるために、 埋込み可能な補聴器システムに含まれるようになっている密封型のマイクロフ ォンであって、 厚いリムによって取り囲まれた薄い中央領域を有するダイヤフラムと、 前記ダイヤフラムに結合されたエレクトレットと、 前記エレクトレットが接触する粗いプレートと、 前記プレート及び前記エレクトレットを受け入れるためのハウジングとを備え 、該ハウジングが前記プレートから電気的に絶縁されており、前記ダイヤフラ ラムのリムが、前記ハウジングの表面に結合され、それによって、マイクロフ ォンを密封するようにシールしており、 前記プレート及び前記エレクトレットの両方に接続され、埋込み可能な補聴器 システムのアンプに入力信号を与えるための電気コネクタを備えている、 ことを特徴とするマイクロフォン。 2.前記ダイヤフラムが、該ダイヤフラムの薄い中央領域を形成するために、リ ソグラフ技術でエッチングされた金属シートで形成されていることを特徴とす る請求項1に記載のマイクロフォン。 3.前記金属シートがチタンで形成されていることを特徴とする請求項2に記載 のマイクロフォン。 4.前記金属シートが材料のシーリング層でコーティングされていることを特徴 とする請求項2に記載のマイクロフォン。 5.前記シーリング層が金で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の マイクロフォン。 6.前記ダイヤフラムの薄い中央領域が、該中央領域を複数の独立した膜に、さ らに分割する複数の補強リブを含むことを特徴とする請求項1に記載のマイク ロフォン。 7.前記エレクトレットが、前記ダイヤフラムに接触する導電層を含むことを特 徴とする請求項1に記載のマイクロフォン。 8.前記導電層が、金属材料の層で形成されることを特徴とする請求項7に記載 のマイクロフォン。 9.前記マイクロフォンをアンプに接続するための電気リード線を更に備えてい ることを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン。10.前記プレートが、該プレートに形成された複数のポストによって粗くされる ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン。11.埋込み可能な補聴器システムに含まれるようになっている密封型の埋込み可 能な電子モジュールであって、 マイクロフォンと、 前記マイクロフォンから入力信号を受け入れて、埋込み可能な補聴器システ ムに含まれたマイクロアクチュエータに出力信号を与えるためのアンプと、 埋込み可能な補聴器システムに電力を供給して作動させるためのエネルギー 貯蔵装置と、 前記マイクロフォン、前記アンプ及び前記エネルギー貯蔵装置を受け入れて 、それらを密封するように囲むためのハウジングと、 前記アンプに接続され、埋込み可能な補聴器システムのマイクロアクチュエ ータに出力信号を与えるための電気コネクタと、 を備えていることを特徴とする電子モジュール。12.前記電子モジュールが、埋込み可能な補聴器システムに含まれたスリーブに 機械的に受け入れられ、かつ、このスリーブに電気的に接続されており、前記 スリーブへの前記電子モジュールの電気的な接続により、前記アンプから前記 マイクロアクチュエータに出力信号を与え、前記スリーブは、前記電子モジュ ールの取り替えを容易にするために、装着者に恒久的に埋込まれるようになっ ていることを特徴とする請求項11に記載の電子モジュール。13.前記電子モジュールはディスク状であり、装着者の外耳の後ろの乳様皮質骨 の中へ、外科的に形成された凹部の中に埋込まれるようになっており、この位 置に配置されることにより、前記マイクロフォンは、前記乳様皮質骨に重なる 皮膚に押し付けられるようになっていることを特徴とする請求項11に記載の 電子モジュール。14.前記マイクロフォンは、 厚いリムによって取り囲まれた薄い中央領域を有するダイヤフラムと、 前記ダイヤフラムに結合されたエレクトレットと、 前記エレクトレットが接触する粗いプレートとを備え、 前記ハウジングが、前記プレート及び前記エレクトレットを受け入れ、前記 ハウジングは前記プレートから電気的に絶縁されており、前記ダイヤフラムの リムが前記ハウジングの表面に結合され、それによって、マイクロフォンを密 封するようにシールしており、前記プレート及び前記エレクトレットが、アン プに入力信号を与える、 ことを特徴とする請求項13に記載の電子モジュール。15.前記電子モジュールは円筒形状であり、患者の外耳の後ろの乳様皮質骨の中 へ、外科的に形成された凹部の中へ埋込まれるようになっており、この位置に 配置されることにより、前記マイクロフォンは、皮膚、又は、外耳道の耳介軟 骨に押し付けられるようになっていることを特徴とする請求項11に記載の電 子モジュール。16.前記電子モジュールは、更に、埋込み可能な補聴器システムの作動をエネル ギを与える前記エネルギー貯蔵装置の非接触な再充填を可能にするようになっ ていることを特徴とする請求項11に記載の電子モジュール。17.マイクロフォンの列を有し、前記マイクロフォンの列に含まれる各マイクロ フォンは、患者への音波の衝突に応答して、前記アンプが受け入れる電気信号 を独立して生じさせ、前記アンプは、前記マイクロフォンの列から受け入れた 電気信号を組み合わせて、前記マイクロフォンの列について所望の特性の感度 パターンを生じさせることを特徴とする請求項11に記載の電子モジュール。18.身体が、流体を充填した内耳を囲む骨の耳の被膜を含む頭をもっている装着 者の中へ埋め込まれるようになっている補聴器システムであって、 マイクロアクチュエータを備え、該マイクロアクチュエータは、このマイク ロアクチュエータに含まれるトランスデューサが、患者の内耳内の流体に振動 を機械的に発生させる位置で、患者に埋め込まれるようになっており、前記マ イクロアクチュエータは、電気的な駆動信号を受入れて、この受け入れた電気 的な駆動信号に応答して、内耳内の流体に振動を生じさせ、 密封された、埋め込み可能な電子モジュールを備え、 この電子モジュールが、 マイクロフォンと、 前記マイクロフォンから入力信号を受入れて、前記マイクロアクチュエ ータに電気的な駆動信号を与えるためのアンプと、 前記補聴器システムに電力を供給して作動させるためのエネルギー貯蔵 装置と、 前記マイクロフォン、前記アンプ及び前記エネルギー貯蔵装置を受け入 れて、それらを密封するように囲むためのハウジングとを備えている、 ことを特徴とする補聴器システム。19.前記電子モジュールが、埋込み可能な補聴器システムに含まれるスリーブに よって機械的に受け入れられ、かつ、このスリーブに電気的に接続されており 、前記スリーブへの前記電子モジュールの電気的な接続により、前記アンプか ら前記マイクロアクチュエータに電気的な駆動信号を与え、前記スリーブは、 前記電子モジュールの取り替えを容易にするために、装着者に恒久的に埋め込 まれるようになっていることを特徴とする請求項18に記載の補聴器システム 。20.前記電子モジュールがマイクロフォンの列を有し、前記マイクロフォンの列 に含まれる各マイクロフォンは、患者への音波の衝突に応答して、前記アンプ が受け入れる電気信号を独立して生じさせ、前記アンプは、前記マイクロフォ ンの列から受け入れた電気信号を組み合わせて、前記マイクロフォンの列につ いて所望の特性感度のパターンを生じさせることを特徴とする請求項18に記 載の補聴器システム。
IPC (2件):
H04R 25/00 ,  H04R 19/01
FI (2件):
H04R 25/00 F ,  H04R 19/01
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • トランデューサ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-353768   出願人:アメリカンテレフォンアンドテレグラフカムパニー
  • 特開昭58-089260
審査官引用 (2件)
  • トランデューサ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-353768   出願人:アメリカンテレフォンアンドテレグラフカムパニー
  • 特開昭58-089260

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