特許
J-GLOBAL ID:200903052896358583

混合製品の調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-503828
公開番号(公開出願番号):特表平11-509312
出願日: 1996年05月09日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】350°C未満の沸点を有する混合基材の混合を制御すること、または350°C未満の沸点を有する供給基材および製品の石油精製工程または化学的工程を制御する方法である。この方法は、混合基材、混合製品、または石油精製もしくは化学処理の原料もしくは製品について、1以上の化学的、知覚的または物理的特性あるいは性能特性を選択し、トレーニングセットから参照試料を形成する。該参照試料は、混合基材、混合製品、または石油精製もしくは化学処理の原料もしくは製品中に存在する特有の分子種を含有するものである。参照試料は、GC/MS分析に供する。GC/MS分析においては、得られた共直線的データは、多変量相関法によって処理される。トレーニングセットは、未知の混合基材、混合製品、または石油精製もしくは化学処理の原料もしくは製品についてのGC/MS分析から得られたマトリックスを乗じて得られる係数を得て、化学的、性能的、知覚的または物理的特性もしくは選ばれた特性のグループに対する予測値を得る。
請求項(抜粋):
約350°C末満の沸点を有する複数個の混合基材を混合して、少なくとも一つの混合製品にするための調製方法であって、(a)混合基材または混合製品のうちの少なくとも一つに対して、物理的、知覚的、性能的または化学的な特性のうちの少なくとも一つを選択する工程;(b)参照試料を選択し、該参照試料は、混合基材または混合製品のうちの少なくとも一つに存在する特徴的な化合物タイプを含有し、かつステップ(a)で選択された特性が既知の値を有するものである工程;(c)下記の各ステップによって、トレーニングセットを調製する工程; (c-1)各参照試料を、質量分析計に結合したガスクロマトグラフに注入し、それによって炭化水素混合物を構成する化学成分に少なくとも部分的に分離して分離するステップ; (c-2)該化学成分を、動的流動条件下で質量分析計に導入するステップ; (c-3)該参照試料に対して、時間分解質量分析スペクトルを得るステップ; (c-4)該時間分解質量分析スペクトルに目盛り付けをして、保持時間を補正するステップ; (c-5)補正された該保持時間について、ウィンドウ(window)を選択するステップ; (c-6)各保持時間ウィンドウ内で、該保持時間ウィンドウ内で予測される特徴的な化合物や化合物群を代表する一連の分子および/またはフラグメントイオンを選ぶステップ; (c-7)ステップ(c-6)で選択された特徴的な化合物または化合物の種類の全量を記録するステップ; (c-8)ステップ(c-6)およびステップ(c-7)で得られたデータから、X-区分集合(X-block matrix)を求めるステップ; (c-9)工程(b)で選択された参照試料に対して、工程(a)で選択された特性データから、Y-区分集合(Y-block matrix)を求めるステップ;および (c-10)ステップ(c-8)とステップ(c-9)で得られたデータを、部分最小二乗法、基本成分の回帰分析またはリッジ回帰分析を含む多変量相関手法によって分析して、一連の係数を得るステップ;(d)混合基材または製品のうちの少なくとも一つの試料を、参照試料と同様にしてステップ(c-1)〜ステップ(c-3)を行って、時間分解質量分析スペクトルを得る工程;(e)工程(d)から得られた各時間分割質量分析スペクトルに対して、ステップ(c-4)〜ステップ(c-8)を行う工程;(f)工程(e)から得たマトリックスに、ステップ(c-10)から得られた係数を乗じて、混合基材または混合製品のうちの少なくとも一つの試料に対して、特性の予測される値を求める工程;および(g)混合基材または混合製品のうちの少なくとも一つの試料に対する、特性の予測される値を用いて、混合製品中の混合基材の量を制御する工程、を含むことを特徴とする調製方法。
IPC (3件):
G01N 30/86 ,  G01N 30/04 ,  G01N 30/72
FI (4件):
G01N 30/86 E ,  G01N 30/04 P ,  G01N 30/72 A ,  G01N 30/86 G
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平3-100463
  • 特表平5-502516

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