特許
J-GLOBAL ID:200903052896758301

推進工事における偏位測定方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 勝重 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-333667
公開番号(公開出願番号):特開平8-170914
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 推進工事にあって推進機の計画推進線に対する偏位を、より簡易にかつ正確に観測することを可能とし、偏位修正を容易に行うことを目的とする。【構成】 推進機3内のターゲット15に対する一定後方位置に配設されるテレビカメラ19で、ターゲット15をモニタすることとし、推進前の測定開始状態(初期化状態)を基準として、各推進状態における設定した測定対象点(レーザマーク)の偏位量を、予め既知の値として認識されるターゲット15上の離隔寸法(レーザマークと参照マーク間の寸法)とこれに対応する画素数で求められる画素ピッチPを利用し、偏位量を実数値で求めることができることとなる。
請求項(抜粋):
地中内を推進機により掘削あるいは振動しながら推進し、上下水道、地下道、トンネル道等の地中路を計画推進線に沿って施工する推進工事であって、推進時における計画推進線に対する偏位状態を認知する推進工事における偏位測定装置において、1)回転もしくは振動する推進機内の略中心に配設され、任意の位置に少なくとも1点の参照マークを備えるターゲットと、2)推進機内のターゲットの一定後方位置に配設され、ターゲットを画像として撮影するテレビカメラと、3)推進機の推進方向に対する後方の地中路上に固定設置され、ターゲットに向けて計画推進線に沿うレーザ光を発光し、ターゲット上にレーザマークを照射するレーザ発振器と、4)上記テレビカメラから入力されるターゲット画像において、画面上にX軸およびY軸並びに原点を設定する原点設定手段と、5)測定開始前の状態において、上記原点設定手段により原点とされた位置とターゲット上でX方向またはY方向に離隔された参照マークの位置間の距離、 あるいは参照マークが2以上の場合、各参照マーク間の距離を既知の離隔寸 法として認識し、ターゲット画像上においてこれら既知の離隔寸法に基づき 画素に対応する距離、すなわち距離換算計数を算出する距離換算計数の算出 手段と、6)推進機が推進を開始する測定開始状態において、ターゲット画像における任意の座標位置に位置設定されたレーザマークの位置を測定対象点として設定する測定対象点の設定手段と、7)上記測定開始状態を基準として、各推進状態における原点に対する測定対象点の画素上の座標変化を求め、これを上記距離換算計数の算出手段にて算出された距離換算計数で換算して、測定対象点の偏位量を実数値として求める偏位量の演算手段と、を備えてなる推進工事における偏位測定装置。
IPC (3件):
G01C 15/00 ,  E21D 9/06 301 ,  G01C 15/06

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