特許
J-GLOBAL ID:200903053062220190

シンセサイザ型発振回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 元
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-028150
公開番号(公開出願番号):特開平10-224211
出願日: 1997年02月12日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】【課題】 振動吸収材を使用せずに、共振コイルが振動を受けても発振周波数が変化しないシンセサイザ型発振回路を提供する。【解決手段】 従来のPLLを用いたシンセサイザ型発振回路のLPF13と電圧制御発振器15との間に電圧加算器14を挿入するとともに、電圧制御発振器の共振コイルに加えられた機械的な振動を検出する振動センサ21を設ける。そして、カップリングコンデンサ22を介して抽出した低域通過フィルタの出力の中の交流成分を整流手段23,24が整流し、その直流成分によって可変利得増幅器25の利得を決定し、その利得で振動センサの検出信号を増幅し、電圧加算器において、低域通過フィルタの出力の中の共振コイルの振動に起因する成分を打ち消し、打ち消しによって補正された制御信号によって電圧制御発振器の発振周波数を制御することにより、振動の影響は除去される。
請求項(抜粋):
基準信号発振器の出力の基準信号と、指定された分周比で電圧制御発振器の発振出力を分周した信号とを位相比較器で比較し、その比較出力を低域通過フィルタで濾波し、濾波した出力で前記電圧制御発振器の発振出力の周波数を制御するPLLを用いたシンセサイザ型発振回路において、前記電圧制御発振器の共振コイルに加えられる機械的な振動を検出し、検出信号を出力する振動センサと、前記低域通過フィルタの出力の中から交流成分を抽出するカップリングコンデンサと、前記カップリングコンデンサが抽出した交流成分を整流して直流成分を抽出する整流手段と、前記整流手段が抽出した直流成分に基づいて利得を決定し、その利得で前記振動センサの検出信号を増幅する可変利得増幅器と、前記低域通過フィルタの出力中の前記振動による成分を補正するように、前記低域通過フィルタの出力に前記可変利得増幅器の出力を加算し、加算した出力で前記電圧制御発振回路の発振周波数を制御する電圧加算器とを有することを特徴とするシンセサイザ型発振回路。

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