液体バリア性能を有する二成分シート材料

発明者： , ,
出願人/特許権者：
代理人 (9件)：奥山尚一 , 有原幸一 , 松島鉄男 , 河村英文 , 吉田尚美 , 中村綾子 , 岡本正之 , 深川英里 , 森本聡二
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-524257
公開番号（公開出願番号）：特表2009-503279
出願日： 2006年07月27日
公開日（公表日）： 2009年01月29日
要約：

本発明は、フィラメント中の実質的に異なる領域に配置される第一ポリマー成分と第二ポリマー成分を有する二成分フィラメントであって、前記第一ポリマー成分が比較的低い温度で溶融するポリマーで構成されおよび前記第二ポリマー成分が比較的高い温度で溶融するポリマーで構成されている二成分フィラメントを含むシート材料を提供する。前記不織布層のフィラメントは、高密度で配置され互いに詰め込まれて平滑で実質的に非孔質の両外表面を形成し、次いで、その不織布層は、カレンダー処理されて、その比較的低い温度で溶融するシースポリマーが隣接するフィラメントの接触する表面部分に融着してその不織布層に強度と一体性を付与する。本発明のシート材料は、優れた通気性と液体バリア性を有し、ハウスラップ、医療用衣料および包装材料の用途に有用であろう。

請求項（抜粋）：

液体バリア性能を有する不織シート材料であって、この不織シート材料は、第一ポリマー成分と第二ポリマー成分を有する二成分フィラメントを含む不織布層を備えており、前記第一ポリマー成分と前記第二ポリマー成分は、この二成分フィラメント内の実質的に別々な領域に配置されており、前記第一ポリマー成分は、比較的低い温度で溶融するポリマーで構成され、前記第二ポリマー成分は、比較的高い温度で溶融するポリマーで構成されており、前記不織布層のフィラメントは、高密度に配置され且つ互いに詰め込まれ、これにより前記不織シート材料の少なくとも一方の側面に実質的に平滑な外表面を形成しており、前記不織布層がカレンダー処理されることで、前記比較的低い温度で溶融するポリマーが、隣のフィラメントの接触する表面部分に融着し、これにより、前記不織布層に強度と一体性を付与しており、前記比較的低い温度で溶融するポリマーは、前記実質的に平滑な外表面において、微多孔膜状の表面を形成し、この微多孔膜状の表面は、液体の透過に対してバリアとして働く一方で、水蒸気は透過することができる不織シート材料。

IPC (6件)：

D04H 3/14 , D04H 3/16 , D04H 3/00 , D01F 8/04 , D01F 8/06 , A41D 13/00

FI (8件)：

D04H3/14 A , D04H3/16 , D04H3/00 D , D04H3/00 F , D04H3/00 E , D01F8/04 Z , D01F8/06 , A41D13/00 E

Fターム (28件)：

3B011AC08 , 3B011AC18 , 4L041AA07 , 4L041BA02 , 4L041BA05 , 4L041BA21 , 4L041BC04 , 4L041BC10 , 4L041BD03 , 4L041BD11 , 4L041CA05 , 4L041CA19 , 4L041CA36 , 4L041CA38 , 4L041CB21 , 4L041DD05 , 4L041DD14 , 4L047AA14 , 4L047AA21 , 4L047AA23 , 4L047AA27 , 4L047AA28 , 4L047BA09 , 4L047CA02 , 4L047CA05 , 4L047CB08 , 4L047CB10 , 4L047CC01

引用特許：

審査官引用 (8件)

透湿・防水性不織シート
公報種別：公開公報出願番号：特願平5-000275 出願人：旭化成工業株式会社
多孔性溶結複合体シート及びその製造法
公報種別：公開公報出願番号：特願平7-029605 出願人：株式会社日本吸収体技術研究所
調節された多孔度のカレンダー加工された紡糸結合/溶融吹き込み成形ラミネート
公報種別：公表公報出願番号：特願平7-510825 出願人：イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー

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