特許
J-GLOBAL ID:200903053107560000

材料振動試験機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 瀧野 秀雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-001561
公開番号(公開出願番号):特開平10-197432
出願日: 1997年01月08日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 適応フィルタを使用して実時間下での応答関数を最適化し、閉ループが不安定にならないように試験機の制御閉ループのゲインを実時間で調整する材料振動試験機の制御装置を提供する。【解決手段】 駆動信号生成部21の係数設定手段214が応答信号と駆動信号とに基づいて試験機の伝達関数の逆関数をもつように第1の適応フィルタ手段213の係数を設定し、応答信号が目標信号に等しくなるように駆動信号を補正し、この補正した駆動信号を次の周期に供給する。調整信号生成部23の係数設定手段233が駆動信号と外挿信号成分を含む応答信号とに基づいて試験機の伝達関数に相当する関数をもつように第2の適応フィルタ手段231の係数を設定する。外挿信号に対する第2の適応フィルタ手段と理想的な伝達関数をもつ固定フィルタ手段232との出力信号の差によって試験機のゲインを調整する。
請求項(抜粋):
所定の繰り返し周期の駆動信号の供給によって運転を行い、その進行に伴って変化する伝達関数に応じた応答信号を出力するとともに、外部からの調整信号の入力によりゲインが調整される制御閉ループを有する材料振動試験機を制御する制御装置であって、前記応答信号が前記材料振動試験機の運転の目標となる目標信号に等しくなるように前記駆動信号を補正する第1の適応フィルタ手段と、材料振動試験機に供給した前記駆動信号と、該供給した前記駆動信号に応じて前記材料振動試験機の出力に得られる応答信号とに基づいて、前記材料振動試験機の伝達関数を反映した特性をもつように前記第1の適応フィルタ手段の係数を設定する第1の係数設定手段とを有し、前記第1の適応フィルタにより補正した前記駆動信号を次の周期に前記材料振動試験機に対して供給する駆動信号生成部と、前記材料振動試験機に外乱として供給する外挿信号を発生する外挿信号発生部と、第2の適応フィルタ手段と、前記駆動信号と前記応答信号に基づいて前記材料振動試験機の伝達関数に相当する伝達関数をもつように前記第2の適応フィルタ手段の係数を設定する第2の係数設定手段と、前記外挿信号に対して安定した特性を示す理想的な材料振動試験機の伝達関数をもつように予め係数が設定されている固定フィルタ手段とを有し、前記外挿信号の供給に応じて前記第2の適応フィルタ手段と前記固定フィルタ手段の出力にそれぞれ得られる信号の差によって、前記材料振動試験機のゲインを調整する調整信号を生成する調整信号生成部とを備えることを特徴とする材料振動試験機の制御装置。

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