特許
J-GLOBAL ID:200903053140770037

型枠間に貫通孔形成用スリーブ管を配置する方法、およびそれに適したスリーブ管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-235434
公開番号(公開出願番号):特開2000-064607
出願日: 1998年08月21日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 多数の鉄筋がその間に配筋された状態で対向する2枚の型枠材間の所望の位置に、配筋間の隙間を通して、スリーブ管を配置する方法およびそれに適したスリーブ管を提供する。【解決手段】 それぞれが軸方向に切断された複数の分割片で構成され、互いに入子式に組み合わせることができる大径の円筒材51および小径の円筒材56でスリーブ管50を構成する。各分割片を複数の鉄筋間の隙間を通して型枠材間の空間に持ち込み、型枠材間において、スリーブ管50を組み立てる。各分割片同士の固定はすべて粘着テープ59を用いて行う。スリーブ管50の開口端と係合する取付具を対向する各型枠材表面上にそれぞれ設置し、まずスリーブ管50の一方の開口端を一方の取付具に連結する。その後、両円筒材を互いにスライドさせてスリーブ管50を伸張させることにより、スリーブ管50の残りの開口端を他方の取付具に連結する。
請求項(抜粋):
多数の鉄筋をその間に配筋した状態で互いに対向して設けられる2枚の型枠材(70)間に、貫通孔形成用スリーブ管(50)を型枠材表面に対して直交方向に配置する方法であって、互いに入子式に組み合わせることができる大径の円筒材(51)および小径の円筒材(56)をそれぞれ軸方向に切断して複数に分割された分割片(51a、51b、56a、56b)と、大径円筒材と同径の大径カラー(57)と、小径円筒材と同径の小径カラー(52)と、を複数の鉄筋間の隙間を通して型枠材(70)間の空間へ持ち込み、大径カラー(57)をガイドとしてその内周側で分割片(56a、56b)を組み立てて固定し小径円筒材(56)とするとともに、大径カラーを小径円筒材の一端外周面に固定し、さらに、組み立てられた小径円筒材(56)をガイドとしてその外周側で分割片(51a、51b)を組み立てて固定し大径円筒材(51)とするとともに、小径カラー(52)を大径円筒材の他端内周面に固定して貫通孔形成用スリーブ管(50)とし、前記各固定のすべてが粘着テープ(59)を用いて行われるものであり、上記スリーブ管(50)の開口端に係合可能な取付具(60)を、対向する各型枠材(70)の表面上にそれぞれ設置し、上記スリーブ管(50)の一方の開口端をまず一方の取付具(60)に連結し、その後、両円筒材を互いにスライドさせて上記スリーブ管(50)を伸張させることにより、スリーブ管(50)の残りの開口端を他方の取付具に連結する、ことを特徴とする方法。

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