特許
J-GLOBAL ID:200903053162202377

領域抽出装置と画像処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-222496
公開番号(公開出願番号):特開2000-057355
出願日: 1998年08月06日
公開日(公表日): 2000年02月25日
要約:
【要約】【課題】 突発的なノイズの影響を軽減し、有効な特徴値を破棄しないようにし、正確な特徴量を求められる領域抽出装置と画像処理装置を提供する。【解決手段】 エッジ抽出部1により、注目画素にガウシアン関数により畳み込み処理することで突発的なノイズを平滑化し、エッジ抽出フィルタによりエッジ強度とエッジ方向を抽出する。これらから、乱雑度抽出部2により、注目画素中心の小近傍領域内で、縦軸がエントロピー量、横軸がエッジ強度に対するしきい値の頻度値グラフの分布の特徴を乱雑度として算出する。同じく、方向性強度抽出部3により、注目画素の特徴として方向性強度を注目画素を中心とする近傍領域のみで求めるのではなく、注目画素を含む線分からも求める。領域抽出部4では、2値化した乱雑度がしきい値より高く、2値化した方向性強度がしきい値より低い場合に限り画素を抽出して領域を抽出する。
請求項(抜粋):
画像中の全画素に水平方向1次微分フィルタと垂直方向1次微分フィルタを畳み込み処理することで、画像平面上での急激な濃淡変動部分の濃淡変動値-エッジ強度と濃淡変動方向-エッジ方向を抽出するエッジ抽出部と、画像中の注目画素を中心とする小さい近傍領域内で、前記エッジ抽出部によって抽出された各画素のエッジ強度がしきい値より大きい場合に、縦軸が頻度値で横軸が角度の頻度値グラフで、前記エッジ抽出部によって抽出されたエッジ方向を含む角度を横軸とした縦軸の頻度値を増やし、前記頻度値グラフの分布より求まるエントロピーを、縦軸がエントロピー量で横軸がエッジ強度に対するしきい値の座標に示し、前記注目画素ごとに求まる関数の積分値を乱雑度として算出する乱雑度抽出部と、前記画像中の注目画素を中心とする小さい近傍領域内で、注目画素のエッジ強度と、注目画素のエッジ方向に垂直に隣接する近傍画素のエッジ強度を比較し、注目画素のエッジ強度が最大値である場合に近傍画素のエッジ強度を0とする処理を画像中の全画素に行うことで細線化を行い、画像中の全画素のエッジ強度を2値化することで線分を抽出し、注目画素が含まれている線分の始点から終点まで隣接する画素のエッジ方向を比較し、注目画素ごとに差分値の総和を方向性強度として算出する方向性強度抽出部と、前記乱雑度抽出部によって算出された画像中の全画素の乱雑度を2値化し、それがしきい値より高く、また前記方向性強度抽出部によって算出された画像中の全画素の方向性強度を2値化し、それがしきい値より低い場合に限り、画素を抽出し、連結画素により構成される領域を抽出する領域抽出部とを、具備することを特徴とする領域抽出装置。
IPC (3件):
G06T 9/20 ,  G06T 1/00 ,  G09G 5/36 520
FI (3件):
G06F 15/70 335 Z ,  G09G 5/36 520 P ,  G06F 15/66 470 A
Fターム (25件):
5B057AA15 ,  5B057AA19 ,  5B057DA08 ,  5B057DA15 ,  5B057DB06 ,  5B057DB09 ,  5B057DC02 ,  5B057DC22 ,  5C082AA27 ,  5C082BA12 ,  5C082BA20 ,  5C082CA21 ,  5C082CA54 ,  5C082DA51 ,  5C082MM05 ,  5L096AA02 ,  5L096AA06 ,  5L096BA20 ,  5L096CA02 ,  5L096DA01 ,  5L096EA05 ,  5L096EA43 ,  5L096FA70 ,  5L096GA02 ,  5L096GA51

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