特許
J-GLOBAL ID:200903053236470131
固有導電性重合体を含む繊維の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
加藤 朝道
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-518548
公開番号(公開出願番号):特表2001-506325
出願日: 1998年09月22日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】固有導電性重合体を含む繊維の製造方法で、2本またはそれ以上の単繊維を押し出し成形する工程、この単繊維群の少なくとも1本に固有導電性重合体の塩を含む被覆製剤を塗布して被膜付(被覆)単繊維を形成する工程、前記単繊維群を束ねて単繊維束を形成する工程、およびこの繊維束を加工して繊維にする工程を含んでいる。布地およびその他の導電性を示す材料を製造する上で有用な固有導電性重合体で被覆された単繊維および少なくとも1本の被覆単繊維を含む繊維もまた提供される。
請求項(抜粋):
1. (a)繊維形成性重合体からなる2本またはそれ以上の単繊維を押し出し成形する工程; (b)少なくとも1本の前記単繊維の少なくとも一部に、キャリャ溶媒中に固有導電性重合体(ICP)の塩を含む被覆製剤を塗布する工程; (c)前記単繊維を束ねて単繊維束を形成する工程;および (d)前記単繊維束を加工して繊維にする工程を含有することを特徴とする固有導電性重合体を含む繊維の紡糸方法。 2. 前記ICPが、ポリアセチレン;ポリアニリン;ポリピロール;ポリチオフェン;ならびにこれらの混合物、誘導体および共重合体からなる群より選択される請求項1に記載の方法。 3. 前記ICPの塩がポリアニリンの有機酸塩を含有する請求項2に記載の方法。 4. 前記有機酸がジノニルナフタレンスルホン酸である請求項3に記載の方法。 5.前記ICPが粒状体からなり、前記被覆製剤が前記キャリア溶媒中に該ICP粒状体が分散する分散体を含有する請求項1に記載の方法。 6. 前記ICPが前記キャリア溶媒に可溶である請求項1に記載の方法。 7. 前記キャリア溶媒が、キシレン、トルエン、4-メチル-2-ペンタノン、トリクロロエチレン、酢酸ブチル、2-ブトキシエタノール、n-デシルアルコール、クロロホルム、ヘキサン類、シクロヘキサン、1-ペンタノール、1-ブタノール、1-オクタノール、1,4-ジオキサン、シクロヘキサンおよびm-クレゾールからなる群より選択される請求項6に記載の方法。 8. 前記キャリア溶媒がトルエンである請求項7に記載の方法。 9. 前記被覆製剤がさらに結合剤を含む請求項1に記載の方法。 10. 前記被覆製剤がさらにイオン性界面活性剤を含む請求項4に記載の方法。 11. 前記少なくとも1本の単繊維が前記被覆製剤を塗布する際に完全には固化していない請求項1に記載の方法。 12. 前記単繊維が溶融紡糸法で押し出し成形されたものである請求項11に記載の方法。 13. 前記繊維形成性重合体がポリアミド、ポリプロピレンまたはポリエステルである請求項12に記載の方法。 14. 前記繊維形成性重合体がポリプロピレンである請求項13に記載の方法。 15. 請求項1に記載の方法により製造されたことを特徴とする固有導電性重合体を含む繊維。 16. 前記ICPの塩がポリアニリンの有機酸塩を含有する請求項15に記載の繊維。 17. 前記有機酸がジノニルナフタレンスルホン酸である請求項16に記載の繊維。 18. 前記キャリア溶媒がトルエンである請求項17に記載の繊維。 19. 請求項12に記載の方法により製造されたことを特徴とする固有導電性重合体を含む繊維。 20. 繊維形成性重合体と、ICPを含む被膜とを含有し、 (a)繊維紡糸の過程で単繊維を押し出し成形し;および (b)前記単繊維が完全に固化する前に該単繊維の少なくとも一部に、キャリャ溶媒中に存するICPの塩を含有する被覆製剤を塗布することにより製造されることを特徴とする被覆単繊維。
IPC (3件):
D01F 11/04
, D06M 15/61
, H01B 1/12
FI (6件):
D01F 11/04
, D06M 15/61
, H01B 1/12 C
, H01B 1/12 G
, H01B 1/12 E
, H01B 1/12 F
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開平2-100204
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特開昭63-021913
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特開平4-031343
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