特許
J-GLOBAL ID:200903053273585810

自動車の車輪用軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-312096
公開番号(公開出願番号):特開平9-151950
出願日: 1995年11月30日
公開日(公表日): 1997年06月10日
要約:
【要約】【課題】 車輪のハブ軸受と等速ジョイントを一体化した軸受装置においては、軸受内輪と外輪の形状が複雑となって製造コストが高くなり、また、等速ジョイントの発熱でハブ軸受が悪影響を受けることが多い。【解決手段】 ハブ軸受Aは、金属厚板をプレス成形した外方軸受部材1と内方軸受部材2を備える。外方軸受部材1は、ジョイント外輪6の軸部6aが嵌挿される円筒状パイロット部1a、車輪に固定される平板状フランジ部1b、内周に転動体3が装着される円筒状軸受外輪部1cの一体物である。内方軸受部材2は、外周に転動体3が装着される円筒状軸受内輪部2a、車体に固定される平板状車体取付部2bの一体物である。車体取付部2bに貫通させて等速ジョイントBが外方軸受部材1に連結され、このときにジョイント外輪6の全周に各部材1、2で囲まれた断熱空間としての内部空間mが積極的に形成される。
請求項(抜粋):
自動車の車輪のハブ軸受に、車輪に自動車の駆動軸の回転力を伝達する等速ジョイントを連結一体化した軸受装置であって、ハブ軸受が、等速ジョイントのジョイント外輪先端部の円筒状軸部が嵌挿される円筒状パイロット部、このパイロット部のジョイント外輪が嵌挿される側の片端から半径方向外側に延在して車輪に取付けられる平板状フランジ部、このフランジ部の外周からパイロット部と反対の軸方向にジョイント外輪の長さ程度延在した円筒状軸受外輪部を一体に有する、全体がほぼ等厚にプレス成形された外方軸受部材と、外方軸受部材の軸受外輪部内に転動体を介して嵌挿されるジョイント外輪より大きな内径の円筒状軸受内輪部、この軸受内輪部の前記軸受外輪部の開口端側の片端から半径方向内側に延在して自動車の車体に取付けられるリング状で、中央に等速ジョイントが挿通されるジョイント挿通穴が形成された車体取付部を一体に有する、全体がほぼ等厚にプレス成形された内方軸受部材とを備え、外方軸受部材のフランジ部と内方軸受部材で囲まれる空間の中央部に等速ジョイントのジョイント外輪を設置して、ジョイント外輪と外方軸受部材のフランジ部と内方軸受部材の間に円環状の内部空間を積極的に形成したことを特徴とする自動車の車輪用軸受装置。
IPC (3件):
F16D 3/20 ,  B60B 35/18 ,  F16C 19/14
FI (3件):
F16D 3/20 ,  B60B 35/18 Z ,  F16C 19/14

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