特許
J-GLOBAL ID:200903053333627436

耐SSC性の優れた低硬度高靭性シームレス鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-291833
公開番号(公開出願番号):特開平6-145795
出願日: 1992年10月29日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 シームレス圧延ままでオーステナイト粒度8番以上を得、その後の制御冷却により低硬度の高靭性耐SSC性鋼を得る。【構成】 1100°C以上に加熱された鋼片を穿孔圧延して得られた中空素管を、最終段の傾斜圧延機前でAr3 点〜1100°Cの温度に冷却し、この直後に位置する傾斜圧延機で断面積減少率にして20〜70%の加工を施しASTM No.8以上のγ粒を得、その後パイプ焼入端1〜2mm点が鋼のAr1 点以下の温度まで150°C/s以下の速度で冷却し、引き続きAr1 点以下の温度から150°C/s超の速度で冷却を行う。【効果】 傾斜圧延機は剪断ひずみが大きいため通常の他の圧延機に比べて得られるオーステナイト粒度は8番と微細である。直後の制御冷却との組合せにより、低硬度の高靭性耐SSC鋼管が得られる。
請求項(抜粋):
重量%として、C :0.03〜0.20%、 Si:0.01〜0.5%、Mn:0.15〜2.5%、 S :0.010%以下、P :0.020%以下、 Al:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜0.1%、N :0.01%以下を含有して残部が実質的にFeからなる鋼片を1100°C以上に加熱した後、熱間穿孔圧延した中空素管を最終段の傾斜圧延機前で1100°C〜Ar3 点まで冷却し、その直後最終傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施し、さらに形状矯正連続圧延を行った後Ar1 点〜900°Cの温度まで降下した中空素管を該温度より高い900〜1100°Cに加熱し、その後仕上温度がAr3 点+50°C以上の熱間仕上圧延を施した仕上鋼管を、Ar3 点以上の温度からパイプ焼入端1〜2mm点が鋼のAr1 点直下以下の温度まで150°C/s以下の速度で冷却し、引き続きその温度から150°C/s超の速度で常温まで冷却を施すことを特徴とする耐SSC性の優れた低硬度高靭性シームレス鋼管の製造法。
IPC (4件):
C21D 8/10 ,  B21B 23/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-021721
  • 特開平3-240921
  • 特開平4-143219

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