特許
J-GLOBAL ID:200903053375480044

還元鉄の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今井 毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-314316
公開番号(公開出願番号):特開平10-140221
出願日: 1996年11月11日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】 酸化鉄を主成分として含有する粉状原料から高温加熱還元によって還元鉄をより低コストで効率良く製造できる方法を提供する。【解決手段】 予め粉状の含鉄原料と固体還元剤とバインダ-とを混合して例えば図1の如く板状に成形した後、これを加熱炉の炉床上に載置し、炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込んで、燃料と前記板状成形体から発生する可燃性揮発成分を燃焼させて炉内温度を1100°C以上に昇温して維持する。この場合、板状成形物の上面に凹凸を付したり、これら板状成形物の上面を更に粉状の固体還元剤で被覆しておいたり、炉床上に載置した板状成形物からの可燃性揮発成分の発生がほぼ終了するまでは酸素含有ガスの供給を該板状成形物の表面へも行い、発生する可燃性揮発成分を板状成形物表面部で燃焼させながら加熱・昇温したりするのが良い。更に、板状成形物を加熱炉の炉床上に載置するに先立ち、炉床上に粉状還元剤を敷いておくのも作業性上の好結果をもたらす。
請求項(抜粋):
酸化鉄を主成分として含む粉状の鉄原料から高温加熱還元によって還元鉄を製造するに当り、予め“酸化鉄を主成分として含む粉状鉄原料”と“粉状の固体還元剤”と“バインダ-”とを混合して板状に成形した後、この板状成形物を加熱炉の炉床上に載置すると共に炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込み、“炉内へ吹き込んだ燃料”と“固体還元剤から発生する可燃性揮発成分”と“酸化鉄が還元されて発生するCOガス”とを炉内へ吹き込んだ酸素含有ガスにより燃焼させ炉内温度を1100°C以上に昇温して維持することで板状に成形された鉄原料を還元することを特徴とする、還元鉄の製造方法。
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平2-228411
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-228411

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