特許
J-GLOBAL ID:200903053396564582

積層型蒸発器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-144509
公開番号(公開出願番号):特開平8-014702
出願日: 1994年06月27日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 主熱交換部、副熱交換部、および接続部材をろう付けして一体的に形成する積層型蒸発器において、ろう付け温度を主熱交換部を溶かさない程度の温度とし、かつろう付け時間を短くしながら、副熱交換部と接続部材との間のろう付け性を向上させ、かつ副熱交換部と接続部材との間に水分が滞留しないようにする。【構成】 ブロックジョイント13に凸部31,32を形成し、この凸部31,32と端板12とのろう付け部分34の幅を5mm以下とする。また端板12とブロックジョイント13との隙間の寸法bを0.5mm以上とする。
請求項(抜粋):
冷凍サイクルの減圧手段の下流側でかつ圧縮機の吸入側に設けられ、前記減圧手段によって減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器において、内部に冷媒通路が形成され、前記冷媒通路内を流れる冷媒と前記冷媒通路の外部を流れる被冷却流体とが熱交換するように構成された主熱交換部と、前記減圧手段側からの冷媒を前記主熱交換部の冷媒通路の入口側まで導く入口側冷媒通路と、前記主熱交換部の冷媒通路の出口側からの冷媒を前記圧縮機側に導く出口側冷媒通路とが形成され、前記入口側冷媒通路を流れる冷媒と前記出口側冷媒通路を流れる冷媒とが熱交換するように構成された副熱交換部と、前記減圧手段の下流側配管と接合する第1の連通口、および前記圧縮機の吸入側配管と接合する第2の連通口を有し、前記第1の連通口が前記入口側冷媒通路と連通しかつ前記第2の連通口が前記出口側冷媒通路と連通するように前記副熱交換器部に固定された接続部材とを有し、前記主熱交換部の前記冷媒通路は、一対の金属薄板が積層されて形成される内部空間によって形成され、前記主熱交換部には、前記一対の金属薄板が多数設けられるとともに、前記各一対の金属薄板間に、前記被冷却流体の伝熱面積を増大させるためのフィン手段が設けられ、前記副熱交換部の前記入口側冷媒通路および前記出口側冷媒通路は、多数の金属薄板が互いに隣接して積層されることによって、前記各金属薄板の表裏に交互に形成され、前記接続部材には凸部が形成されており、この凸部と前記副熱交換部とが接触することによって、前記接続部材と前記副熱交換部との間に所定寸法以上の隙間が形成され、前記接続部材と前記副熱交換部とが所定寸法以下の幅で接触していることを特徴とする積層型蒸発器。

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