特許
J-GLOBAL ID:200903053409924915

オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-036531
公開番号(公開出願番号):特開平10-231391
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【解決手段】本発明のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物は、結晶性ポリオレフィン樹脂(A)と、エチレン、炭素原子数3〜20のα- オレフィンおよび特定の分岐鎖状ポリエン化合物からなるエチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(B)とを特定割合で含有するブレンド物を、キノンジオキシム系化合物(C)の存在下に、動的熱処理して部分的もしくは完全に架橋されている熱可塑性エラストマー組成物である。【効果】上記組成物は、従来の架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマーよりも、低温特性、引張強度、破断伸度、成形安定性(射出成形時における金型汚染性および押出成形時におけるダイス汚染性)、耐溶剤性、金属に対する汚染性およびゴム的性質(たとえば永久伸び、圧縮永久歪)に優れた成形体を成形することができる。
請求項(抜粋):
結晶性ポリオレフィン樹脂(A)10重量部以上60重量部未満の量と、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(B)90重量部以下40重量部を超える量[成分(A)および(B)の合計量は100重量部である]とを含有するブレンド物を、キノンジオキシム系化合物(C)の存在下に、動的熱処理して部分的もしくは完全に架橋された熱可塑性エラストマー組成物であり、該エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(B)は、エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オレフィンと、下記一般式[I]で表わされる少なくとも一種の分岐鎖状ポリエン化合物とからなり、(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとのモル比(エチレン/α- オレフィン)が40/60〜95/5の範囲にあり、(ii)分岐鎖状ポリエン化合物含量が0.1〜10モル%の範囲にあり、(iii)135°Cデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.1〜10dl/gの範囲にあることを特徴とするオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物;【化1】[式[I]中、nは1〜5の整数であり、R1 は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、R2 およびR3 は、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1〜5のアルキル基である]。
IPC (7件):
C08L 23/00 ,  C08J 3/24 CES ,  C08K 5/33 ,  C08L 23/08 ,  C08L 23/16 ,  C08L 23/18 ,  C08L 47/00
FI (7件):
C08L 23/00 ,  C08J 3/24 CES ,  C08K 5/33 ,  C08L 23/08 ,  C08L 23/16 ,  C08L 23/18 ,  C08L 47/00
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る