特許
J-GLOBAL ID:200903053473886385

能動型騒音振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-147106
公開番号(公開出願番号):特開平9-330087
出願日: 1996年06月10日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】適応アルゴリズムに必要な伝達関数フィルタの同定を大きな不具合を招くことなく高精度に且つ短時間で行えるようにする。【解決手段】ステップ204で周期的な振動の基本周期T0 を演算し、ステップ205でカウンタkを零クリアした後に、ステップ206で遅れ時間Td を演算する(Td =T0 ・k/4)。次いで、ステップ207に移行し、次の基準信号xが入力された時点から遅れ時間Td だけ遅延したタイミングで、インパルス信号Iを能動型エンジンマウントに供給して、インパルス信号Iに応じた振動を発生させる。ステップ208,209で必要な個数の残留振動信号eを読み込み、ステップ213で、LMSアルゴリズムに基づいて同定用伝達関数フィルタの更新演算を行う。上記処理をk=0〜3について行ったら、ステップ216で同定用伝達関数フィルタC^* を振動低減処理で用いる伝達関数フィルタC^に代入する。
請求項(抜粋):
周期的な騒音又は振動と干渉する制御音又は制御振動を発生可能な制御音源又は制御振動源と、前記干渉した後の残留騒音又は残留振動を検出し残留騒音信号又は残留振動信号として出力する残留騒音検出手段又は残留振動検出手段と、前記周期的な騒音又は振動の発生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生成手段と、前記残留騒音信号又は残留振動信号及び前記基準信号に基づき適応アルゴリズムに従って前記制御音源又は制御振動源を駆動する駆動信号を生成し出力する制御手段と、を備え、前記適応アルゴリズムは、前記制御音源又は制御振動源と前記残留騒音検出手段又は残留振動検出手段との間の伝達関数をモデル化した伝達関数フィルタを用いるようになっている能動型騒音振動制御装置において、前記制御音源又は制御振動源にインパルス信号を複数回供給するインパルス信号供給手段と、前記制御音源又は制御振動源から前記各インパルス信号に応じた音又は振動が発せられたときの前記残留騒音信号又は残留振動信号に基づいて前記伝達関数フィルタを同定する伝達関数フィルタ同定手段と、を設け、前記インパルス信号供給手段は、前記各インパルス信号を、前記伝達関数フィルタ同定手段における演算の際に前記周期的な騒音又は振動の成分が相殺されるようにタイミングをずらして供給するようになっていることを特徴とする能動型騒音振動制御装置。
IPC (5件):
G10K 11/178 ,  F16F 15/02 ,  G05B 13/02 ,  G05D 19/02 ,  G10K 11/16
FI (6件):
G10K 11/16 H ,  F16F 15/02 B ,  G05B 13/02 S ,  G05B 13/02 B ,  G05D 19/02 A ,  G10K 11/16 J

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