特許
J-GLOBAL ID:200903053490912403

超高分子量の可溶性シロキサン樹脂

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-375445
公開番号(公開出願番号):特開2000-204163
出願日: 1999年12月28日
公開日(公表日): 2000年07月25日
要約:
【要約】【課題】 ゲル化しない、有機溶媒に可溶な超高分子量のMQ樹脂およびその製造法を提供する。【解決手段】 成分(A)としての実験式:R1aR2bR3cSiO(4-a-b-c)/2(R1=OH、R3=CH3、a=0.12、b=0、c=1.28)を有する、重量平均分子量12,900の固体MQ樹脂、成分(B)としての一般式:HO(SiMe2O)nH(Me=CH3、n=5)を有する、線状のシラノール末端ブロックポリジメチルシロキサン、および溶媒としてのキシレンを混合し、攪拌下で触媒としてのアンモニアを泡立てながら、還流条件下(約140°C)で24時間加熱して、成分(A)と(B)とを縮合させる。反応終了後、窒素ガスでパージし、周囲温度まで放冷する。溶媒のキシレンを蒸発、除去すると、100,000を越える重量平均分子量を有する、有機溶媒に可溶な超高分子量のMQ樹脂が得られる。
請求項(抜粋):
超高分子量のMQ樹脂を製造する方法にして、次の:(A)実験式:【化1】(式中、R1はヒドロキシル基であり;R2はケイ素-結合水素原子と付加反応することができる少なくとも1個の不飽和炭素-炭素結合を有する一価の炭化水素基であり;各R3は独立にアルキル基、アリール基およびアリールアルキル基から選ばれ;aは0〜0.2の数であり;bは0〜1.5の数であり;そしてcは0に等しいかまたは0より大きい数であり;ただし、1≦a+b+c≦1.5であり;そしてbが0.02未満であるときは、aは0.07に等しいかまたはそれより大であり;またaが0.07未満であるときは、bは0.02より大である。)のM単位とQ単位とを有する、重量平均分子量が100,000未満である固体のMQ樹脂;(B)実質的に線状のポリジオルガノシロキサンであって、実験式:【化2】(式中、各R4はアルキル基、アリール基およびアリールアルキル基から独立に選ばれる一価の基であり;各R5は水素、ヒドロキシル基、アルコキシ基、オキシモ基、アルキルオキシモ基およびアリールオキシモ基から独立に選ばれる一価の基であり;pは0、1、2または3であり;xは0〜100であり;yは0〜100であり;ただし、少なくとも2個のR5基は各分子中に存在し;少なくとも2個のR5基は当該分子内の異なるケイ素原子に結合されており;そして実質的に線状の該ポリジオルガノシロキサンの各分子は少なくとも5の重合度を有する。)を有する該ポリジオルガノシロキサン;(C)触媒;および(D)溶媒を含んで成り、そして成分(A)および(B)の量が、(A):(B)の重量比が5.67:1〜44.5:1の範囲内となるように選ばれている反応混合物を加熱する工程を含んで成る、上記の方法。

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