特許
J-GLOBAL ID:200903053492313019
車両用空調装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高橋 勇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-224922
公開番号(公開出願番号):特開2001-047841
出願日: 1999年08月09日
公開日(公表日): 2001年02月20日
要約:
【要約】【課題】 多数の振分位置記憶マップを必要とすることなく、快適な空調制御を実施することのできる車両用空調装置を提供すること。【解決手段】 エアコンスイッチ36の状態によってエバポレータ8が作動しているか否かを判定する。エバポレータ8が作動してその温度が所定範囲内にある場合には、この温度範囲に対応して最適化された振分位置記憶マップを選択し、従来と同様の第一の積分ゲインに基づいて目標吹出温度を演算し、エアミックスダンパ17の振分位置を特定する。また、エバポレータ8が停止している場合には、限られた数の振分位置記憶マップの中からエバポレータ8の現在温度に最も近い条件を備えた振分位置記憶マップを選択し、値の大きな第二の積分ゲインに基づいて目標吹出温度を演算することにより、最適化されていない振分位置記憶マップを利用することによって生じる制御遅れを防止する。
請求項(抜粋):
空調ダクト内に送風機と加熱用熱交換器および冷却用熱交換器とエアミックスダンパとを備え、前記送風機で送風される空気を前記エアミックスダンパによって前記加熱用熱交換器と前記冷却用熱交換器とに振り分け、その一方を加熱すると共に他方を冷却し、これらの空気を再び合流させて混合することで空気の温度を調整し、この空調ダクトに設けられた空気吹出口を介して車内に送出する空調機構と、少なくとも、温度検出手段により検出された現在車内温度と予め設定された目標車内温度との間の温度偏差と、この温度偏差に乗じる積分ゲイン変数とに基づいて、前記空気吹出口から送出すべき空気の目標吹出温度を算出する目標吹出温度演算手段と、前記冷却用熱交換器の温度帯と前記加熱用熱交換器の温度帯との関係に対応して、目標吹出温度とこの目標吹出温度を達成するために必要とされる前記エアミックスダンパの振分位置との関係を記憶した複数の振分位置記憶マップと、前記冷却用熱交換器の現在温度と前記加熱用熱交換器の現在温度との関係に基づいて前記複数の振分位置記憶マップの中からこの関係に対応する振分位置記憶マップを選択する変換マップ選択手段と、前記目標吹出温度演算手段により算出された目標吹出温度と前記変換マップ選択手段により選択された振分位置記憶マップの情報とに基づいて前記エアミックスダンパの振分位置を求め、この振分位置に向けて前記エアミックスダンパを移動させるエアミックスダンパ開度演算手段とを備えた車両用空調装置であって、前記冷却用熱交換器が作動状態にあるのか停止状態にあるのかを検出するON/OFF状態検出手段と、前記冷却用熱交換器が作動しているときに使用される第一の積分ゲインと該第一の積分ゲインよりも値の大きな第二の積分ゲインとを記憶したゲイン記憶手段と、前記ON/OFF状態検出手段が前記冷却用熱交換器の作動状態を検出しているときには前記積分ゲイン変数に前記第一の積分ゲインを設定する一方、前記ON/OFF状態検出手段が前記冷却用熱交換器の停止状態を検出しているときには前記積分ゲイン変数に前記第二の積分ゲインを設定する積分ゲイン設定手段とを備えたことを特徴とする車両用空調装置。
IPC (2件):
B60H 1/00 101
, B60H 1/00
FI (4件):
B60H 1/00 101 F
, B60H 1/00 101 L
, B60H 1/00 101 P
, B60H 1/00 101 W
Fターム (2件):
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