特許
J-GLOBAL ID:200903053500140137

杭頭部滑り装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-113810
公開番号(公開出願番号):特開2003-306949
出願日: 2002年04月16日
公開日(公表日): 2003年10月31日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、基礎杭の頭部に曲げ応力、及び水平力を作用させない基礎杭と基礎梁との接合部に設けられる杭頭部滑り装置を提供する。【解決手段】杭頭ピン4は、連結部材7を介して凸部5aを有する球座5と凸部5aに嵌合する凹部6aを有する蓋体6とが、凸部5a及び凹部6aを面どうしで接する状態で連結されることにより構成されている。滑り装置8は、杭頭部における上端面に固着された鋼板9の上面に滑り材料が用いられた滑り材10が配され、その上面に杭頭ピン4の球座5が配置されている。このため、前記基礎梁2から前記既存杭1に所定摩擦力以上の水平力が作用した際には、前記杭頭ピン4が載置された滑り材10は、前記鋼板9の上面を水平方向に自在にすべり、基礎梁2からの水平力を既存杭1の杭頭部に作用し難くし、既存杭1の杭頭部に発生しやすい水平耐力や曲げ応力を緩和するものである。
請求項(抜粋):
基礎杭と基礎梁との接合部に設けられる杭頭部滑り装置であって、球面状に成形された凸部を上面に有する板状の球座と、該球座に嵌合される凹部を下面に有し、前記基礎梁の下端面に固着手段を介して上面が固着される板状の蓋体と、該蓋体の凹部の中央部、及び前記球座の凸部の天部に各々鉛直方向で同軸となるように孔が設けられて、該孔を貫通し鉛直軸と同軸方向に配される連結部材とを備えてなり、前記球座の凸部と前記蓋体の凹部が面どうしで接する状態で回転を自在とするように、前記球座の凸部の天部に設けられた孔の径が、前記連結部材の断面よりも大きく形成される杭頭ピンと、前記基礎杭の頭部に固着手段を介して固着される鋼板、及び該鋼板の上面に配置される板状の滑り材よりなる滑り装置とにより構成され、前記杭頭ピンが、前記滑り装置の上部に配置されることを特徴とする杭頭部滑り装置。
IPC (4件):
E02D 27/12 ,  E04B 1/36 ,  E04H 9/02 331 ,  E04H 9/02
FI (5件):
E02D 27/12 Z ,  E04B 1/36 F ,  E04B 1/36 L ,  E04H 9/02 331 D ,  E04H 9/02 331 E
Fターム (1件):
2D046CA01
引用特許:
審査官引用 (3件)

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